実りの秋、近場で採れたいちじくをジャムにしました。バニラビーンズを加えて風味UP。次なる秋の味覚は栗の渋皮煮かなぁ。
余談ですが、暖炉の上に置いた左側の鍋、イタリア製の圧力鍋なのですが、蓋が壊れて間欠泉のようにブシューーッと吹き上がり、危うく大惨事になるところでした。圧力鍋爆弾の脅威を身を以て知る寸前でした。死因が鍋なんて笑えない!圧力鍋は年期が入った古すぎる物、やたらに軽い物は危険ですね。皆さんもご注意ください。













8月31日まで我が家に逗留したバレエのおばちゃんのスイス土産のカウベル。左側の方が倍以上の値段だそうで、音色も南部鉄器の風鈴に似ていてよく響きます。ただ、これって実用はせず、飾るものですよね?おばちゃんはドアにぶら下げたら?と言いますが、結構な音がしてうるさい💦
他にもどっさりのチョコレートなど貰いましたが、写真を撮る前にいろんな人の口へと消えました。その中に、リキュールがたっぷり入ったチョコがあったのを知らず、高校生の生徒に食べさせてしまったダメ教師です。


またまたご無沙汰気味でスミマセン。
突然の腰痛、猛烈な台風、夏バテ&台風疲れで猫の真似をして過ごしてみたりしながらも、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋、そしてもちろん食欲の秋を貪るこの頃。今回の台風はかなり激しく、私が台風銀座の宮崎に来てから十数年の中でも2~3番目に強い台風でした。夜中に家の前の通りをカーポートがガランガランと飛んでいましたから!右往左往するカーポートを、冷や冷やしながら家族で2階の窓から眺め、激しい風雨の音と避難勧告&各種警報のスマホが何度も鳴って殆ど眠れずでした。

猛暑の夏の疲れ(と言うか、もう10月なのにいつまでも暑いし!)も出たり、まだ買って1年半ほどのプリンターが壊れて買い替えたり、つまらない日常トラブルに振り回される中、楽しい事も同じぐらいありました。その1つは、マンゴーのおじさんが我が家を見に来てくれたこと。ようやく今年のマンゴーのあれこれも一段落し、ゆっくり遊びに来られたワケです。家中の内覧会をし、私のピアノを聴き、一緒にご飯&お茶、そしてひたすらトークトークトーク(女子か(笑))。
マンゴーのおじさんと私は、大相撲の場所中は3~4日に一度は相撲談義の電話をし合う数少ない相撲友ですから、秋場所のテレビ中継も一緒に観戦。自称相撲通の我ら、優勝争いだとか横綱昇進云々よりも、十両や幕内下位でも光るものがある一番一番を観る事が楽しいのです。立ち合いが高いとか、今日の相撲は速かったとか、脇が甘いとか、お互いなかなか的確な解説・評価を展開し、popさんは若干ひいていました(笑)















私の突然の腰痛の原因はベッドが悪いせいだと大騒ぎをして買い替えたベッド、ノアゴンのお気に入りに。自分の為に買ってくれたものだと信じているようです。ノアゴンに遠慮しながら寝るので腰痛になりそう(爆)















もうすぐハロウィンと言うことで、可愛い魔女を飾りました。リースは、へんこちゃんハウスの庭に蔓延る山芋の蔓で私が編んだもの。
この魔女は、ご近所のクロたんさんの手作りなので、手作りコラボです。
クロたんさんは年に一度、手作り作品のお仲間=美魔女たちと展示会をなさるのですが、それが先日、我が家から徒歩10分足らずの会場で開催されたのです。
会場を訪れると、一番前に陳列されていたのがこの魔女っ子たち。たくさん並んだ魔女っ子、それぞれに個性があって、スカートの裾飾りが違っていたり、目の表情が違っていたりで面白かったです。その中でも気に入ったこの2人を買い求め……の筈が、頂いてしまいました。しかも、陽気な美魔女の皆さんとさんざんお喋りして楽しい時間を過ごさせて頂きました。















猛烈な台風で家族みんなが心配する中、一人ではしゃいでいた人。
手作りの魔女っ子が、このいたずらっ子の餌食にならないよう、手の届かない所に飾りました。
そう言えば、いつの間にか気付いたら、バージュのお腹ハゲが治っていました!もう長年、お腹はハゲで地肌が見えてピンク色だったんですけれどね。綺麗にふわふわの毛並みになっているのが写真でもわかるでしょうか?
ノアゴンの異常な若返り同じく、これも引っ越し効果なのかもしれません。私もいきなりスレンダー美人とかにならないかなぁ。














今年の夏、何度も楽しませて貰ったクロたんさんちの月下美人も今年ラスト。大型台風が来る直前の開花でした。今回も夜更かしコンビ、真夜中に照明さん&カメラさんの撮影隊で乗り込みました。
月夜に白く浮かぶ姿、何度みても美しいです。













横顔もパチリ。今年最後のせいか、花のサイズが今までで最も大きく、香りも強かったです。














こちら、猫界の月下美人!
真っ白な肢体を惜しげもなく見せてくれるへんこちゃん。どんなに蒸し暑い日でも涼しげなアイスブルーの瞳に胸キュンです♪

世帯主へんこちゃんのお陰か、猛烈な台風にも関わらず、少し雨漏りが見受けられただけで済みました。ジャングル庭なだけあって、鬱蒼と生い茂る木々と草に守られて風当たりが弱まったのもあるでしょう。
まぁ、台風上陸の数時間前、家の周りの飛ばされそうな物を片付けたり、雨戸を閉めたりといろいろ対策したのですが……1時間に130mlの記録的豪雨の中を!(上陸の何時間も前だったのに~汗) 
車が水没しそうになるのも怖いですが、雨が激し過ぎて走り慣れた道がわからない・見えないって初めての経験でした。みんな時速5kmぐらいのノロノロ運転で進んでいました。怖かったけれど、可愛いへんこちゃんの為なら何のその。









さてさて、月末恒例お薦めクラシックコーナーです。芸術の秋到来と言うことで、今月のテーマは「コンサートを聴きに行った気分になってみよう」!
有り難い事に、古今東西で行われた様々なコンサートをYoutubeで聴ける時代になりました。 もちろん生演奏とは違いますが、せっかくの恩恵を堪能しない手はありません。
なんかYoutubeの貼り付けが簡単に出来るようになりましたね。今まではリンク方式でしか出来ませんでしたが、今回からは動画が直接みられると思うので、是非、再生
して聴いてみて下さい。


さぁ、コンサートの始まりです。


◆ミハイル・プレトニョフ:ブダペストコンサート(1987年)








プログラム
・シューマン:ウィーンの謝肉祭 op.26

・リスト:ハンガリー狂詩曲12番

・シューマン:アラベスク op.18

・グリーグ:抒情小曲集
 鐘の音 op.54-6
 郷愁 op.57-6(43分30)
 子守歌 op.38-1
 蝶々 op.43-1
 おばあさんのメヌエット op.68-2
 過ぎ去った日々 op.57-1(54分35)
 小人の行進 op.54-3
 
~アンコール~
農民の暮らしと情景より 第3曲 カーニバル op.19-3




歴史的名コンサートもたくさんあって、どのコンサートをご紹介しようか迷ったのですが、去年発見して以来、何度も繰り返し聴いているこちらに決めました。
プレトニョフは5本の指に入るぐらい好きなピアニストなのですが、このコンサートの内容の濃さ……しかも1987年のコンサートですからプレトニョフ30歳の若さであることに驚愕しました!
冴えた音、非常に音楽的でありながら知的で情に溺れない精神バランス、コントロールされ尽くしたテクニックはこの年齢にして既に完成していたのですね。

プログラム1曲目のシューマンのウィーンの謝肉祭は、中高生も挑戦したりする曲ですが、実は聴かせるのがかなり難しい曲。ともかく異常に強いパワーが演奏者が押し返して来るのです。しかしプレトニョフは、テコでも動かないような余裕を見せつつ、決して勢いに任せて弾くようなところはないけれどちゃんと勢いがあり、品格のある歌心もある素晴らしい演奏っぷりで聴かせてくれます。

2曲目のリストは、華麗なるテクニックを見せる「盛り上げ役」的な曲。何度も言っていますが、私はリストを好んで聴く事はまずありません。でもプレトニョフのリストはどうでしょう、華麗なるテクニックは見せながらも、音楽的にもテクニック的にも知的コントロール下にある感じなので、聴いていてリストならではの嫌みやバカバカしさを殆ど感じません。これは、掛け離れているイメージかもしれませんが、ホロヴィッツとも共通するものです。尤も、ホロヴィッツは道化役を演じて、極度にデフォルメする技も使っていますが。


コンサートは、恐らくここで休憩が入ったと思われます。


プログラム後半のグリーグの抒情小曲集がまたイイですね!グリーグの素朴な抒情の世界が表情豊かに繰り広げられています。どの曲も本当に魅力的ですが、私の推しは3曲目の「郷愁」と、7曲目の「過ぎ去った日々」です。どちらも何とも言えない寂しさや切なさ、悲しみに胸を締め付けらるようで溜まりません。それぞれ何分からか書いていますのでチェックしてみて下さい。

アンコールも同じグリーグでおしまい。

コンサート、いかがでしたか?

















◆プレトニョフリサイタル


シューマン:色とりどりの小品 op.99



オマケで短いのをもう1つ。これも感動して聴いた動画です。

この色とりどりの小品は、本当はもっと長ったらしい曲で、中盤過ぎからどうも間延びして飽きるのです(シューマンって、部分的にはメチャクチャ素敵なのに~って言う残念なパターンが多くてホント勿体無い!)。それ故か、あまり演奏されない曲集なのですが、プレトニョフが弾いているこの5曲は「5つの音楽帳」と言う、最も魅力的な部分。全曲とは言いませんが、せめてこの5曲だけでももう少し演奏されるべき魅力があると思うのですが。

ところで、最初の拍手で映し出される会場のお客さんの中に、アルゲリッチに見える長い黒髪のニコニコ笑った女性が居るのですが、私の見間違いでしょうか?



プレトニョフは一時期、指揮者としての仕事しかしなくなっていましたが、このところまた精力的にピアノのコンサートを行っていて、最近ではたびたび日本へも来ています。この秋にも来日するとか。
気になった方は是非、生で聴いてみてはいかがでしょうか?




前々回記事のコメントお返事&ご訪問がまだ途中です。この月末恒例お薦めクラシックコーナーを何とか「月末」に滑り込ませる為に、記事を書く方を優先してごめんなさい。30日、ギリギリセーフ。締め切りに追われる漫画家みたいですが、誰もそこまで月末に待っていないでしょうが(笑)

お返事は必ず一両日中に書きますので、どうぞ覗いてみて下さいね。