
ネタは沢山あるのに、超お久しぶりのこのシリーズ。なんと前回は去年の2月、1年半以上も経っていました!
今回は、パリで聴いた内田光子さんのコンサートでのアクシデント。
まだパリ生活1年目の頃、会場はパリコンセルヴァトワール横の小振りなホール、内田光子さんを生で聴くのはこの時が初めてでした。
実は私はこのパリコンセルヴァトワールがあるカルチエが大の苦手、もうハッキリ言えば吐き気がしてしまうほど大嫌いなのです。珍しいシネマの野外上映や、ラ ヴィレットの近代的なアートのカフェ等を目当てに観光に訪れる人も居るようですが、私ならばまずオススメはしません。
パリの北東の19区にあるパリコンセルヴァトワール。パリはどの方角にしても、外れに行くとどこもそれなりに治安の不安が増す傾向にありますが、この北東方向は特に殺伐とした空気を感じます。北駅・東駅~スターリングラードの辺りからイヤ~な感じがしてしまうのは私だけでしょうか?差別するつもりはありませんが、鋭い目付きの有色人種率もグンと高くなります。アフリカ人街では感じない緊張感、あれは何なのでしょう?18区のバルベス迄は全然平気なのですが。皆さんもそう言うの、ありませんか?この川を越えた途端に気分が重たくなるとか、この町に来ると何かイヤな感じがするとか。私は割りと鈍感な方で、あまりそう言うのは無いのですけどね。
パリのど真ん中(8区の楽譜屋さんや楽器屋さん街)にあった、昔のパリコンセルヴァトワールを知る人達もそれは口を揃えて言うのですが、ともかく治安が悪い、パリらしい雰囲気もゼロ。それと相俟って、冷たい近代建築の建物で心を寒々とさせられてしまうのです(パリでは、近代的な建物のある周辺は何故か治安が不安定……ラ デファンス、ポンピドゥセンターを含むレアール、オペラバスチーユ……逆に昔ながらの街並みでは比較的安全です。何か人の心に与える影響があるのですかね?)。
これも好みとか相性と言えばそれまでなのですが、決定的な事件があった事が何よりの要因です。
コンセルヴァトワールに隣接するポルト ドゥ パンタン駅に初めて降り立った時のこと、駅の出口で黒人の少年が私にぶつかるようにしてキスをしたのです!完全に口に当たったワケではないものの、ショックですし気持ち悪い!パンタン駅の出口にはいつもこうした柄の悪い黒人やマクレブがたむろしていて、取り囲んでは署名を求めて来たり(もちろんスリが目的)、何もしなくてもジッと睨んでいたりしてイイ思い出は全くありません。コンセルヴァトワールの学生は当然ながら若いですし、外国人も多く、それなりに裕福なお嬢さんが殆どですからそれを狙っているのかもしれません。
と、会場の治安についての前置きが長くなりましたが、それにも関わらず行こうと思ったのは、内田光子さんの演奏を生で聴いてみたいと言う思いと、数人の同行者が居た為です。
いつものように、タイシルクのようなドレスシャツにパンツ姿で颯爽と登場した内田光子さん、このすっきりとしたスタイル大好きです!日本のステージ衣装として定番の肌を露出したキャバクラ風ドレスはもとより、私の記憶が正しければ、ワンピースやスカートさえも穿かないですよね。トルコブルーのドレスシャツに、長身で細身のパンツ姿は本当に素敵でした。それに加えて、化粧っ気の殆ど無い知的で個性的な顔に、脂っ気の無い無造作なロングヘアも内田光子さんならでは。演奏や生活スタイル、容姿までも日本離れしています。
プログラムは全ては覚えていないのですが、ショパンの24のプレリュードを中心としたものでした。
そのショパンの24のプレリュードの途中で事件は起こりました。私の座席の斜め後ろのフランス人男性が、てんかんと思われるひきつけの発作を起こしたのです。
隣に座っていた同伴の女性が、馴れた手付きで即座に口を開けさせて丸めたハンカチを入れて舌を噛まないようにしましたが、
会場は少し騒然。
倒れてしまってバタバタとしている男性を運び出すのに係員も駆け付け、演奏も一時中断。非常に緊張感のある24の連なりの途中でしたが、内田光子さんはとても穏やかに男性へと視線を注ぎ、運び出されるとフランス語で「続けていいですか?」と係員に声を掛けました。
その冷静な対処の仕方、カッコイイったら~!と惚れ惚れしました。演奏に静かなる情熱は感じますが、本当に全てがスマート、カッコイイの一言。
ただ残念なのは、音があまりよく響かず、全体に硬い印象だったことです。でもこれは、内田光子さんの音質ではなく、会場の音響や楽器によるものなのかもしれません。その後、内田光子さんのコンサートを聴く機会に恵まれていないのですが、今度は別のホールで聴いてみたいと思っています。

Bellさん から、こんなに美しい色のジャムが届きました。
左はにんじん、右はルバーブ。
にんじんのジャムは初めて食べましたが、色と言い味と言いマンゴーみたいなのです。人一倍マンゴーを食べている私やpopさんが言うのですから間違いありません。

赤いルバーブはフランスで慣れ親しんだ味。ヨーロッパでは時期になると野菜売り場にドサッと並ぶ、セロリのような茎の野菜です。酸味が強く、酸っぱい物が好きな私は、ザクザク切って甘酢和えにして食べていました。もちろんジャムもよく食べました。
冷涼な気候でないと育てづらいらしく、特にこうした鮮やかな赤いルバーブは、日本では長野や北海道などごく一部の地域でしか栽培されていないようです。
Bellさん、懐かしい味をありがとうございました☆
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前回記事にたくさんのコメントをありがとうございます。私もpopさんももう大丈夫です。ブログがノロノロなのは精神的に参っているとかではなく、単なるサボり、中だるみですのでどうぞご心配なく!
お返事、マッハで書きますので(うそ)もう少しお待ち下さい。