【48飼猫】レンタル移籍の功罪~2013夏編 | 【サッカー】ビアンコ猫のダメ人間妖精所【ユベントス】

【サッカー】ビアンコ猫のダメ人間妖精所【ユベントス】

ユベントスとフットボール・サッカーについて、理屈バカがつらつらと書き綴るブログ。
毒がもれる舌はご愛嬌(笑)

えー、せっかくコンフェデがやってるのでリクエストがあればマッチレポでも書こうかな、と思います。
今回のコラムは確か前にも同じテーマで同じよーなことを書いた気がするんですが、あらためてまとめとして書きました。


【レンタル移籍の扱い】
度々言ってることですが、現行での武者修行にあまり意味はないと思います。
今の価値観ではレンタル先で活躍すると運が良ければ復帰。そしてそこから更に「構想に入るか」の競争がスタートしています。
控えの控えですらポジションが用意されていることは稀で、そこには即戦力の控え選手との争いが待っている。
「そこで勝てなきゃしょーがない」という意見もあるでしょーが、それならせめてパフォーマンスの下限での比較はしないで欲しい。


復帰してから再度ゼロスタートではメリットは限りなく少ない。
これがレンタル先での活躍でローテの頭数にカウントされるなら、つまり「構想に入っているから復帰させた」のであれば話は全く変わってきます。
むしろ拙者からすればその程度の評価でなぜ呼び戻すかが謎。


【経験値とポテンシャル】
レンタルで経験値は積んでいるでしょう。
これがプラスなのはおそらく事実。残留した場合に「想定される出場試合数」がほぼゼロならそれより減ることがほぼありえないので、行く前より経験値が下がるなんてこともまずありえない。
でもレンタルに出された間にも年を取っているわけで、それに伴って失ったポテンシャルと天秤に掛けてどっちがプラスかはかなり怪しい。
この場合の比較対象は「想定される出場試合数」ではなく、「起用できうる試合数」です。
例えば途中出場と合わせてシーズンの半分とか。
それで2~3シーズン過ごして「不合格」なら仕方ない。


【メリットとデメリット】
勝ち試合の終盤や若手を一人起用したくらいで何ポイント落とすと考えているのか。
そのリスクヘッジは監督の手腕でしょう。
逆に「期待の若手」が当たった試合や、その起用で浮いた予算を投入した選手がどれだけプラスを出せるか。
仮に控えの即戦力を500万ユーロで獲得するなら、その分をレギュラーの獲得に回せる。
当初の予算が1000万ユーロなら1500万ユーロで、1500万ユーロなら2000万ユーロにもなる。
これならほぼ全てのポジションでトップクラスの選手に手が届く額。
そしてもっと大きいのはユース選手がすんなりパフォーマンスを発揮できる循環が機能すれば、メルカートでハズレを引きまくったりシーズン中に負傷者が出ても安定して戦力を確保できるということです。


【レンタル先の選択】
ここまで述べたのはすぐに「トップチームで起用できるレベル」にある選手の話。
(即戦力という意味ではなく、起用しても大穴にならず、また戦力にカウントできる可能性があると見込めるという意味。だから監督には目利きも求めるのです。)
それ以下の場合はBチームがない以上、レンタル移籍をするしか選択肢がない。
そこで重要なのがレンタル先の選択。


選手が求められているのか。
レンタル先のチームとの適性は?
ウチに戻すことが前提なら、そこはそれに適した方向性を持ったクラブか。
どこがベストかは選手によって異なるのでよく考えて欲しい。
そして復帰とその後のシナリオをどー考えているのか。
拙者の目にはこの辺がひどく適当に映ります。


【結論】
現行は育成のためにレンタルに出すというより、ふるいに掛けるために送り出している印象を受けます。
これは自分達の目が節穴だと言っているよーなもので、見極めが困難な分野で見られる手法です。
フットボールの才能を見極めるのも難しいですが、テストできる数や収支を考えるとちょっと頂けない。
何よりウチより上手くやっているクラブが他にいくらでもあるのだから。


 


でわでわByeByePOOヽ(`▽´)/

サッカー ブログランキングへ にほんブログ村