スイッチの話なんかよりも先に書くようなことだと思ったが、そこまでこだわりがある部分でもなかったので忘れてた。
それもそのはず、残念ながらチャシロ宅には
「玄関照明は施主支給しました♪」
とか
「トイレはお気に入りのこれです☆」
みたいな話は特にない。
夫婦共にスッキリとした見た目が好みだったので、家の照明のほとんどはダウンライトを採用した。
天上に埋め込むのでホコリが溜まりにくいのも良さげなポイント。
でもダウンライトは↓のようなよく言われるデメリットになる点もあるので注意が必要。
○コストがかかる
光が広がりやすいシーリングライトなんかと比べると、直下を照らすダウンライトはやっぱり個数が多くなりがち。
そして照明個数が増えるに伴い、設置コストも増加してしまう傾向にある。
○交換が簡単にできない
ダウンライトは器具とLEDが一体となってるものが主流。
このタイプのダウンライトの交換作業は電気工事士の資格が必要なため、個人で対応するのはなかなか難しい。
電球タイプの交換可能なダウンライトもあるみたいやが、価格が高くなるのと寿命(放熱)に難があるとのこと。
一体型なら一応10年ぐらいは持つみたいなので、10年毎に交換はハウスメーカーにぶん投げることにした。
○後々の照明計画変更は難しい
ダウンライトの位置はもちろん固定になる。
増やしたり移動しようと思うと、ただでさえ穴だらけの天井が更にひどいことに。
照明で部屋の雰囲気を変える、といったことも基本できない。
なので最初に行う照明計画がかなり重要になってくる。
まぁでもここは積水ハウスのインテリアコーディネーター(IC)がきっちり叩き台を作成してくれた。
でも最初に照明計画案を見た時
(なんか暗そう...)
という印象だった。
暗いんじゃないか?と特に感じたのはホールや廊下の部分。
なのでICにそのことを聞いてみると、明るくするための照明個数増加については猛反対をくらった。
IC曰く、
「今の照明計画で明るさとしては十分とれてます」
「そして確かにホールや廊下部分は敢えて若干照度を落とす計画にしています」
「これはホール等から部屋に入った時、部屋の方が明るく広く感じていただくため、相対的な効果を狙ったものです」
「かと言ってもちろんホール部分が暗いということはなく、通常使って頂く分にはなんら問題ない明るさです」
とのことだった。
この意見については設計も同意見で、照明の数的には今の計画がベストという感じだった。
ここは家づくりの中でも本当に難しいと感じた。
ダウンライトは拡散型や集光型があり各々の光の広がり方はカタログなんかで紹介されてる。
またうちは利用しなかったが、こういう照明計画はシミュレーションしてくれるサービスもあるらしい。
そういうデータから照明の参考にはできると思う。
しかし、素人のチャシロには
「実際現実にはどういう明るさなのか??」
というのはなかなかイメージできなかった。
なのでここは結局全面的にプロ(IC)にお任せした。
(実際は若干の位置変更なんかはお願いしたけど...)
で、結果的にどうだったかというと
「さすがプロやな!」
という清々しい程の手の平返しな感想となった。
夜でも廊下が暗いということはなく、確かにリビングやらは明るく広く感じる。
てな感じで一安心してるのだが、改めて考えて
「この照明の雰囲気を事前にイメージするのは無理だったなー」
と思う。
クロスの色とかも部屋の明るさにかなり影響するというのを実感すると、経験値が結構必要な部分だともしみじみ思う。
(もちろんセオリーはあるやろけど)