日本はラグビー先進国ではまだありません。
ですがもう少しでそこの仲間入りができるレベルまできていると思います。
私は小学生の時にラグビーをはじめましたが、日本代表の試合は年にせいぜい1回あれば良い方で世界的に見てもラグビーのプロチームはなかったと思います(もしあったらすみません)。
ラグビーの環境はここ20年ぐらいで大きな変化がありました。
プロのチームが世界にできて、日本も企業スポーツで活躍する選手の中にはプロ契約の選手が出て来ました。
7人制はオリンピック競技になりリオオリンピックでは日本代表はベスト4になりました。
来年ラグビーワールドカップが日本で開催されますが、世界中の強豪国が日本に来てレベルの高い試合を見せてくれるでしょう。
ラグビーが報道される機会が増えて日本の中でも認知されるようになって来ました。
ラグビーをやってみたいやらせてみたいと思う方もおそらく増えてくると思います。
そんな中でまず大切なことは体験に来てくれた子供達をどう楽しませてあげるか、入会した子供達にどうコーチングして楽しい続けたいと思ってもらえるかだと思います。
ラグビーはボールゲームです。
アタック側はディフェンスがなるべくいないスペースへボールを運ぶと優位にゲームを進めることができます。
スペース感覚やランニングスキル、パススキルを培うには絶好のスポーツの一つです。
またラグビーの特異なところはコンタクトがあるスポーツです。
確かにコンタクトはルールの範囲内で良いとされていますが、小さい時から当たることを教え恐怖を植え付けさせる必要はないと思います。
肉体的にも発達途中のミルキー世代の子供達に無理してコンタクトをさせることで怪我が発生することもあるでしょう。
前述しましたが、ラグビー先進国の仲間入りをするためにまず第一は子供の安全面を最優先に考えラグビーを知ってもらいやりたいと思う子供達を増やすことにあると思います。
日本協会が主導して来年4月から2年生以下の子供達の対外試合は「タグ」を使った試合となりました。
今年度は移行期間ですからどうするかは各県協会に一任されています。
私が住んでる地域のラグビースクール はいち早くタグを導入しており問題なく移行もできそのことに賛成表明をしました。
他のスクールは「せっかく今までコンタクトをして来たのに今さらタグなんて」と県下20校あるスクールの半分以上がそう言っていると聞きました。
ぜひ日本協会の通達(https://www.rugby-japan.jp/news/2018/05/10/48301)で「低学年(小学校1、2年生:U-8)タグラグビー導入に関しての解説」ご一読いただき熟考していただければと思います。
誰もがタグの導入に納得いただけると思います。
これを読まずして対話は生まれません。
1人でもラグビーファンを増やすためにもラグビー人口の多い神奈川県が主導してタグ導入に賛同し裾野を広げて行ってくれることを期待します。
○1、2年生クラス(+幼稚園)
今回はルイが体験に来てくれました。
積極的でボールを持ったらグイグイ前に進む推進力がありました。
また一緒にラグビーしましょう!
はじめは4人ぐらいで始まったクラスですが少しずつ仲間が増えて来ました。
少ないと少ない良さがありますし、多ければたくさんの仲間と協力してプレイすることができます。
また、違う学校、違う学年、違うスクールの友達と学べる場もとても良い機会だと私は思います。
それぞれ得意なこと不得手なことあると思いますが、一生懸命取り組むことを楽しんでくれたらと思っています。
保護者の方はあまり今できないことにとらわれすぎず、子供達の成長を長い目で見守ってください。
今回のテーマは「色々なキックを蹴ってみる」でやりました。
この学年はスクールでのゲーム中にはキックはありませんが、グラウンドに入って来てみんながまずやるのがキックです。
キックが好きなのは間違いないですし、今から蹴り方を少しずつ覚えていた方がいきなりキックの場になって戸惑わないように継続してやっていこうと思います。
実は私の苦手なラグビーのプレイの一つがキックでした。
だから私がキックを教えてるというと笑う人がいるかもしれません。
でも基本的なことは出来るし知っているのでこれからも定期的にメニューに取り入れて基本的な蹴り方を学んでもらえたらと思います。
・コオリオニ
・ターゲットキックゲーム(コントロールキック、グラバーキック)
・キックゲーム(2人組)
・プレースキック
・2vs1
・ゲーム
○3、4年生クラス
このクラスは年間目標である2vs1でパスが出来るようになることを中心にやっています。
また、ボールを簡単に絡まれたり奪われないようにコンタクトが起きた時に両手でボールを持ったり自分でボールを守ることを意識してもらうようなドリルをやっています。
今回はゲームの中で簡単に当たってしまいその場でダウンするケースが見られたので、真っ直ぐ当たるだけではなくターンしてさらに前進できる選択肢にもチャレンジしてもらいました。
またアップでは最近継続してやっているボールに絡まれても簡単に取られない奪い合いドリルをしています。
色々な人と体験することで自分の強さや弱さ上手さを感じ工夫して守れるようになってくれたら嬉しいです。
・ボール取り合い(2人組)
・連続2vs1、ヒット&ターン
・メイクライン&ハンズ
・ゲーム
○5、6年生クラス
今回はいつも行なっている50回パスからスタートしたのですが、なかなか50回できず私もどうしようか迷ったのですが最後までやり通すことをとって10分以上かけて50回を達成しました。
この失敗が続く中で子供達がお互いにどうやったら上手くいくのか考え始めボールに集中しやっているプレイヤーだけではなく待っているプレイヤーもプレイに参加し始めました。
自分たちで改善策を見出して成功まで達成してくれたことが今回の練習での1番の成果だと思います。
こういう積み重ねを大切にしていけたらと思います。
・50回パス
・メイクライン&ハンドリングドリル
・ゲーム
○中学生クラス
今回はコンタクト(接点)を意識したメニューをやりました。
色々な考え方はあると思いますが、アタックをするにあたり接点でトップスピードになれるプレイヤーは良いチャンスメイクをすることが出来ます。
ディフェンスにとっても止めにくいプレイヤーです。
しかしディフェンスも簡単には抜かせてくれません。
接点で良いボールをもらうためには良い準備とタイミングをずらしたりステップが必要です。
それを意識してもらい4対3とゲームに取り組んでもらいました。
・ウォーミングアップ(サッカー)
・5mダッシュ
・突破ドリル
・3対3
・ゲーム
メインコーチ 小森