七夕飾りは竹筒茶 |    茶と猫と。

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  ・・・中国茶好きのお茶日記

七夕気分で選んだお茶は竹筒茶(ちくとうちゃ)。その名の通り、竹の筒に入ったお茶です。

茶


切りたての青竹を火であぶり、節の部分に殺青した茶葉を入れて木の棒で圧縮して作られるというお茶。


中


竹を割る道具がなかったので長いこと飲めずにいたのですが、飲みたいなぁとカタカタ振り回していたら願い叶ってスポっと中身が出てきたのでした。


茶葉


輪切りっぽく崩したひとかけらは7g弱。3回ほど洗茶してもなかなかほどけてこない固形茶。


茶盤


それでもだんだんぷっくり膨らんで煎を重ねるごとにしっかり色も味も出てきました。


蓋碗


青竹の水分を吸収しつつ年月を重ねるごとに熟成されていくお茶なので、爽やかな竹の香りがほんのりします。


本


茶馬古道の旅という本にも竹筒茶のことが記載されています。この2冊は読んでいるといろんな黒茶が飲みたくなってきます。


茶杯


適度に年月を経てまろやかになったプーアル生茶のような味わいに、イグサやワラのようにも感じる爽やかな竹の香りが入り混じって、何杯でも飲み続けられそうな飽きのこない味。


七夕


竹は水揚げが難しくすぐに葉っぱが丸まってカサカサになってしまうので、今年は竹筒茶を七夕飾りに見立てています。


竹筒茶


飲みかけの竹筒茶は和紙でフタをして、崩した茶葉は1回分ずつ和紙で包んで保存しています。



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