五島美術館の「茶道具取合せ展」に行ってきました。
展示室前では、映画「利休にたずねよ」で利休が肌身離さず持っていた小さな「緑釉の香合」なども見ることができます。
器の展示室と名物裂の展示室、どちらも興味深く、ガラスに額をぶつけそうになるくらい、身をのりだしてしまいます。
武野紹鷗、豊臣秀吉、千利休と、気になる名前が目に入り、目の前の茶道具を見つめながら、歴史に思いをはせる静かな時間。
広い庭園には、茶室もあります。くねくねした道を上ったり下ったりしながら、冬ならではの楽しみ方ができます。
足元に、たくさんのどんぐりを見つけたり、猫と出会ったり。
静かな冬の庭では、様々な石像、石塔、石仏などがまさに主役といった感じです。
いろんな形の燈籠がありました。
何だか可愛らしいフォルムです。
大きな鯉が優雅に泳いでいる池の水面には、風に揺れる木々が映っています。門をくぐり、またてくてくてくてく、上ったり下ったり。
燈籠の上や、木の幹の間、石仏の横など、あちらこちらに気になるものがちらほら。燈籠の上や、木の幹の間、石仏の横などに配置されています。
滝口和男氏の「陶」という庭園展が開催されていたのでした。
陶土が変成した「かたち」を楽しませてくれます。あ、ここにも、ここにも、と次々に違った形のものを見つけることができます。
熊笹の鮮やかな冬の庭園は、ひんやりした空気が心地良く、他の季節にはない楽しみ方ができます。季節によって主役が違って見えるのも庭園の魅力のひとつですね。
▼五島美術館
http://www.gotoh-museum.or.jp/index.html