合羽橋道具街の中に、いろんな作家さんの器が並ぶ小さな雑貨やさんがあります。
柄のあるものよりも、素材の質感や焼き色を愉しめる器が好きな茶猫にとって、心惹かれる作品がいっぱいです。
シンプルなデザインは、いろんなものに合わせやすいとはいえ、質感の違うものを合わせる難しさを日頃実感しているので、しっかり使うシーンや合わせる器を考えながら、見るようになりました。
好きなものを全部並べてみても、個性のあるものは組み合わせが難しい。主役はひとつでいいんです。主役をひきたてる脇役も、ひとつひとつが大事。
いろんなギャラリーでいろんな器を見ていると、無意識に同じ作家さんの器を手にとっていることがあります。自分の手になじむ質感や色は、だいだいいつも同じ。
様々な個性のあるいろんな作家さんの作品を、こんなふうにひとつのスペースに違和感なくディスプレイできるのがすごいと思います。
自分の部屋の小さな飾り棚ですら、隣りに並べるものに悩むことがあるくらいですから。
磁器も陶器も、和風のものも洋風のものも、よく調和しています。
古木の天板など、売り物ではないものにも惹かれることが多い茶猫ですが、ここではきっと同じような人がたくさんいるのでしょう。ところどころに「これは非売品です」というような表示があります。
新しいものの中に混じって、アンティークものもあります。質感や時代の異なるものを上手に調和させて、それぞれの良さを引き出せるようになれたら、手元の器たちがもっと輝いてくれるんだろうな、と立ち寄るたびに考えさせられるお店なのです。
▼soi Interior&Style Design(合羽橋のお店)
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