さて・・・

具合が悪くなった時、いったいどうやって対処すればいいのか?

わたしがまずやるのが断食です。

こういうときは傷を負った動物がやるように、断食してじっとしているのが一番です。

そして身体の中の酵素を消化に使わずに、100%修復に使ってもらいます。



ということで、

しばらくは断食を決行して、痛みが引くまでじっとしてるぞ!と早朝の病室で決心し、安静にしてました。



しかし、寝てても腰が痛い・・・

とても仰向けになんて寝てられない。。。

右に横向きになり、しばらく寝ていると下になっている方の腕とかが身体の重みで圧迫されて痛くなってくる。

こんどは左に横向きになろうとする。

まずはゆっくり仰向けになる。

そのままゆっくり手を伸ばして、ベッドの脇に設置してある落下防止の柵をつかんで、体を横向きにさせる。。。

これを延々繰り返しながら、短い睡眠を貪るワケです。



そして、やっとウトウトと眠れたかなぁ~というところで、

「あさごはんですよ~!!」と看護師さんに起こされる(T_T)


「食欲ないから、ごめんなさい。いらないです~。」と訴えるも、

「ほら、パンだよ~、簡単に食べれるよ~。食べなきゃだめだよ~。」となかなかしつこい。

仕方ないので、

「じゃあ、パンだけ頂きます。。。。」としぶしぶ袋に入ったパンだけを受け取り、

看護婦さんが下膳してくれたあとに、

「やれやれ・・・」とこっそりベッドサイドの棚に隠して、また睡眠。

そのまま浅い眠りを繰り返す。


そしてまた、やっとウトウトしてちょっと深い眠りに落ちたかなぁ~と思うと、

「ひるごはんですよ~~!!!」と看護助手さんに起こされる(T_T)


このときの看護師さん。サイドテーブルにお膳を置いたまま去って行きました。

その状態だと、体を起こせないわたしはどっちにしろご飯を食べられない。

こりゃ、渡りに船だと思って、ごはんを無視してひたすら眠ってました。


しばらくして・・・

「ああっ!ごめんね~!!」とでっかい声で目が覚める。。。

「これじゃぁ食べられなかったね~、ごめんね~、今ベッドにお膳置くからね~。」と親切?な声が。。。

「いえ、食欲ないからいいです・・・・」とつぶやくわたしに、

「ほんとに、ごめんね~」と看護婦さん全然聞いてくれない(T_T)

そして無理やりお膳を頭の横に置かれ、看護師さんは去って行った。。。。


なんともありがた迷惑なお膳がじゃまをして、寝返りが打てない。。。。



(勘弁してよぉ。せめて、1日でいいから放っておいてくれないかなぁ・・・)

と心の中でつぶやくワタシなのでした。
救急車が向かった先は駅前の病院。

うら寂しい夜間救急の入り口に着いたワタシを待っていたのは、年配の看護師さん1名と夜勤の先生らしき男性が1名。なんだかひっそりしてた。

あたりまえだけど・・・
たかが腰痛ごときで救命病棟24時みたいな出迎えはないのだ。←テレビの見すぎだっつうの(^^;

救急隊員の方から病院へ引継ぎがあり、どうやらとりあえずレントゲンを撮られるらしい。

レントゲン室に向かう前に、看護師さんに、
「トイレに行きたいんですけど・・・」と訴えてみた。

「この腰じゃ歩けないから、その場で便器を差し込んでするか、チューブを付けるかだけどどっちがいい?」と看護婦さん。

「ええっ、この場でするの叫び

「だって、動けないでしょ。」

「はい、動けません。。。」

「じゃあ、どっちかだねぇ」

「(チューブってなんだか痛そう・・・)じゃあ、便器で・・・・」

「う~ん、チューブの方がいいと思うけど。。。しょうがないねぇ。」と差し込み便器なるものを用意してくれました。

この便器、お尻の下に敷いて使うんですが、お尻の下に入れるために腰をちょっと浮かせなきゃいけないんですな。

それで、便器を差し込むときにも腰に激痛が走って「ギャー!」と叫ぶハメに(><;)

でもなんとか、無事にコトは済んで、ヨカッタ、ヨカッタ。


余談だけど、寝ながらトイレをするのって予想以上に大変!
重力の助けを得ずに出すってことがこんなに大変だとは思わなかった。。。

ご存知かもしれませんが、分娩台での出産って医者が処置するのに都合がいい体位であって、妊婦さんにとっては非常につらい状態なんですね。

今回の体験で、そのことにとっても納得してしまいました。(^^;


それから、レントゲン室で何枚もレントゲンを撮られ、病室に搬送。
ストレッチャーから、病室のベッドへはテレビドラマのように、数人で下のシーツみたいなものを抱えられて移動。

早朝のシンとした病室の中で、当然「ギャー、痛い~~~!」と叫ぶワタシ・・・・

慣れたもんで「痛かったね~、ごめんね~。」と言いながら、手早く点滴を処置する看護師さん。。。。

そして・・・・
この時点でまだ自分が入院することになることを理解していないワタシだったのでした。。。

入院の手引きを抱えて病室に入ってきたやぎさんに、

「え~、やっぱり入院・・・・」

「動けないんだから、しょうがないでしょ~。後で荷物もってきてやるから、おとなしく寝てな。」だって。

実はその日は夏休み明けの出社第一日目だったので、会社では仕事が山積みになっているハズ・・・・
頭の中では「どうしよう~~」と思うも、体は動かず。というか、腰が痛いっつうの。

「ハイ、おとなしく寝てます・・・迷惑かけるねぇ、ごめんね。」と素直に眠りについた3日の早朝なのでした。

突然ですが、最近大河ドラマを毎回観ています。

あんまり歴史に興味がなかったのですが、昨年の「篤姫」に何故かハマってしまいまして、、、、
あのときの堺雅人さん、良かったですね~。

実は堺さん、妹の中学時代の部活の先輩だったそうで、(堺さんがデビューした頃、妹が教えてくれた。)
自分とは全然まったく関係ないのですが。。。
まあ同郷ということもあり、なんとなく応援していた役者さんだったのでした(・・。)ゞ

話、逸れてますね。。。

そんなこんなで、毎回欠かさず観ていたら、幕末の歴史に興味を持ったんですね。
そしたら、戦国時代もなんとなく詳しく知りたくなってしまいまして。。。
そのまま「天地人」も観るようになってしまったワタシなのです(^^;



さて、、、、

この日も私は夕食を食べ終え、ワイシャツにアイロンでもかけながら天地人を観ようとアイロン台などを準備したりしてました。

この日は夏休みを利用して、福島と新潟と山形の県境にある百名山の「飯豊連峰」を縦走し、帰ってきてから2日目だったので、実は身体が筋肉痛でガタピシしてました。

やぎさんもワタシも山の疲れからか、いまいち調子が出ないような感じでした。


そして、食べ終わっていなかったやぎさんに、みそ汁をよそって居間のちゃぶ台におわんを置こうとしたその瞬間!

「ビキッ!」と背中で音がしました。。。もとい、したように感じました。。。。

そして、松田優作のごとく「なんじゃこりゃ~!」的な痛みというか、感覚というかが背中を走り、

尻餅ついてしまったのです。。。。




もしかしてこれが「ぎっくり腰???」と思いながらも、とりあえず動いてみると、、、

あれ?立てる。

側にあった、パソコンの机用の椅子に座ってみる。。。。

う~ん、座れる。 でも、怖くて自由に動けない(^^;

でも、とりあえず、テレビ観れそう・・・・

ということで、椅子に硬直して座ったまま、45分間テレビを観てしまいました。


見終わった後、「そんな腰が痛いなら、寝れば!」と布団を敷いてくれたやぎさんの勧めに従い、

その夜は、膝をくず折れるようにして寝床にゴロンと横になったのでした。

「朝になったらちゃんと病院行きなよ!」という叱責を聞きながら、

(え~~~、病院やだなぁ、でも背中変だなぁ~~~)と思いながら、家事を全部ほっぽり出して、その夜は眠りについたのでした。



さて。。。。明け方。。。。

なんとなくトイレに行きたくなって目が覚めました。

ところが、トイレに行くのに起き上がれない!叫び

どうやっても動けない!

上半身を持ち上げられない!

というか、腰が痛い!ビキビキいってる!

仕方なく、ゆっくり横に寝返りを打ってみると、無事に動いた。

そのままゆっくり足を動かしてみる。。。

動く。。。

じゃあ、腕を支えにしてそのまま上半身を起こすために力を入れてみる。

「・・・・・」

力が入らない!ドクロ

何度ももがく!

でもびくともしない(>_<)

となりで寝ているやぎさんを起こす。

少し引っ張ってもらっても、びくともしない。というか、痛いので即ギブアップ!

どっ、どうしよう・・・・


あきらめたやぎさんが一言。

「救急車呼ぶ?」

「え~、恥ずかしいなぁ。どうしよう・・・
(それに昨日、家事をほっぽり出して寝ちゃったから部屋の中がぐちゃぐちゃだよぉ)」

「でも動けないんでしょ。そこでおトイレするわけにはいかないしさ。
 我慢できるうちに、運んでもらったほうがいいよ。」

ということで、救急車を呼ぶことに。

ちなみに「できればサイレンを消して来ることはできませんか?」とお願いしたら、
「規則により無理です。」とあっさり却下されました(T_T)

数分後、救急隊が到着。

実はこのとき、横向きのまま待っていれば良かったのに、仰向けになってひざを立てた体制に動いちゃったんですね。

そしたら、ホントに全然動けなくなってしまって・・・

よく病院ドラマでストレッチャーからベッドにみんなで抱えて横に移動させるシーンがあるでしょ。
でも、あまりの腰の痛さにあんなふうにストレッチャーに乗せることさえ難しくなってしまいました。

困った救急隊員さんが持ってきたアイテムが、縦に半割りになるストレッチャー。
まず左側から半身乗せて、次に右側から半身を乗せ、最後に背骨の下で左右をがっちゃんさせる代物なのです。

世の中、便利なものがあるものだー!

でも最後に腰をすこーし浮かせぎみにしなくてはいけなくて、それだけでも、

「ギャー!」と叫ぶ始末。。。。

ホントは、昨日大河ドラマなんぞ見ている場合じゃなかったのね・・・・反省


「ギャー、ギャー」うるさいわたしをストレッチャーに乗せてくれて、
4階建ての4階でエレベーターなしの我が家から、階段を使って救急車まで運んでもらったときには、あまりのありがたさに、「こんなに良くしてもらって、税金はちゃんと払わねばいかん!」と決意を新たにしたのでした。←(いや、ちゃんと払ってるけど・・・)

興味津々の救急車の中で横たわりつつも、痛みと格闘しているし、動けないし、トイレ我慢するのでせいいっぱいで観察できなかったのが残念(T_T)

そして、駅前にある救急指定病院に無事に運んで頂いたのでした。

救急隊のみなさん!助けて頂いて、ほんっとに、ほんっとに、ありがとうございました!