獲得したのか。
答えは、簡単で得点力UPとFWで背の高い選手
ケネディ→ノヴァコヴィッチという発想で
チームスタイルにも合いやすいと思ったから
指揮官西野監督が、無理を言って清水エスパルスから
獲得した目玉選手なのである。
2013年12得点
2014年13得点と、ゴールハンターとしては、文句のつけようがない。
が、しかし、今のグランパスはノヴァコヴィッチの起用法を
間違っているのである。
ノヴァコヴィッチは、ケネディみたいにボールキープ力が
あるわけではない。
勿論、ノヴァコヴィッチがロングボールを頭で競り勝つ事は
あるが、それを足元に入れキープし味方の上がりを待つだけの
仕事をするほど器用ではない。
彼が、最大限に力を発揮するのは、緩い高さのあるボールではなく
やや早めのクロスなどに、ゴール前で足や頭で合わせてシュートや
落としなのである。
が、今のグランパスは、まず5バック気味に守備だから
両サイドから、ノヴァコヴィッチの望むようなクロスボールが
入らないし、仮に入っても精度が低く、手を広げて怒ってるだけ
なのである。
例えば、今日の浦和戦、勝つには
二通りのパターンしかなかった。
プランAが、西野監督の選んだアウェーだし前半はゼロで後半勝負。
プランBが、守備を5バックをやめて浦和とガチンコで打ち合う
肉弾戦法だったのだが、選手の疲労が抜けてないから分が悪いと
判断しプランAを採用。
このプランAの最大の肝は、守備を鉄壁にし浦和が前がかりに
ならないと始まらない。前半の内に点を取られてしまうと
このプランは崩壊する。
ところが、前半39分にミスから浦和の関根に点を取られてしまう。
ここで、このまま前半は、5バックで守るという意識と
負けてるのだから前にという選手間の意識のズレが生じる。
結局、前半は1点リードされた状態で終了。後半に挽回する策を
指揮官に期待したのだが、変えたのは小川→小屋松という
理解に苦しむ交代。（小川の疲労を考えたのだろうが）
本当は、ここで指揮官は覚悟を決めて守って勝つ布陣から
ノヴァコヴィッチ→松田
という交代をセットで後半早々に行うべきだった。
ところが、浦和はもう積極的に攻めて来ないだろうと
考えた指揮官西野監督は、今更、松田を投入しても仕方がない
という判断をして、若手の磯村と田中輝の投入を選択。
その交代で、化学反応
が起きればよかったのだが疲れていたレギュラー陣は何がしたいんだと更に混乱
、前半シュート数0 後半4本という
お粗末
な内容になってしまったのである。ノヴァコヴィッチが悪いのではない。
彼にあったシステムではないのである。
このシステムに、ノヴァコヴィッチがマッチするまで試合を落とす
覚悟があるのだろうか。
少なくとも、指揮官西野監督の本当にやりたかったサッカー
とはほど遠いシステムであり、クォリティなのだが
それをやりくりしながらでも、勝ち星
を拾わないと監督のクビが飛ぶ
ので、納得はしてない中でのジレンマが見え隠れする。
それに、お付き合いしなきゃならないファンは、当然なんでよ？と
思うゲームを見せられる羽目になるのである。
長文ですいません。
あくまでも、私見ですのでご容赦願います。
