
J1第8節 グランパス1-0ヴィッセル神戸

で、ノヴァコヴィッチをスタメンから外して
松田力を起用する方式に戻すと、前節の動きが
嘘のように軽く、守備も前からプレッシャーを
かけるなど、連動した動きで神戸を封印。

相変わらず、守備は少し不安定なところはあるが
それを上回る攻撃と安定感が発揮された試合だった。
正直、悪くて引き分けで負ける気がしない。
これこそ、昨年の後半に見せた堅守速攻で勝ちを
確実に手繰り寄せる戦い方である。

神戸は、弱い相手ではない。

運動量
もあるし、最近は負けなしの相手である。ただ、あえて言うなら神戸はチョンウヨンや
森岡など主力級がいなかった部分は割り引かなければ
ならないだろう。

後半17分に、松田→ノヴァコヴィッチを投入したが
一生懸命プレーしているのは認めるが、自分にボールが
でないからといって、両手を広げアピールする前に
守備に戻れと言いたい。

この試合のシュート数18本○ ちなみに過去の試合
4月12日 広島戦 16本 ○
4月18日 清水戦 11本 ○
4月22日 横浜戦 7本 ○
4月25日 浦和戦 4本 ×
単純に、シュート数で結果が出る訳ではないが
あきらかに、前節はなんだったのかと。

指揮官西野監督も、苦しいのだろう。
自分が肝入りで獲得をした選手がマッチせず
クラブ側に顔向けできないから、途中交代でも
使う。

今日の試合のノヴァコヴィッチ投入は、
何の意味があるのだろうか?
後半10分に、永井がシュートを決めた後の投入で
守備強化なのか、もう1点取って来いなのか?

今日のノヴァコヴィッチは、前線でキープしたり
ボールを供給するワンクッションの役目を果たしていた。

この戦い方のデメリットも、垣間見えた。

それは、後半になると永井の攻撃参加がどうしても
ワンテンポ遅れ、永井から川又へのパスを出す専門の
パッサー化してしまい、俊足を生かす攻撃が少なくなる。

永井は、パスミスが多いので、本来は向いてないと
思うのだが、たまに川又との相性
がいいのでドンピシャのパスが通り得点に繋がる事があるから
帳消しになっている。

プラス面とマイナス面を共有しながらの
スリーバック+ファイブバック方式だが
気候が暑く
なると、永井と矢野の負担は増すばかり
若手が成長し、少しでもその負担を軽減できる
ように活躍してもらいたい。
