初めて読む方の小説。読み始めは、少ししんどい家族のこと。ちょっと変わってていかにも小説って感じの家族。なんていうかちょっとおしゃれというか。お父さんは浮気相手のとこにいて。おかあさんは空想の中にいて。
あーそんな感じね。と軽い気持ちで読み始めた。
でもちがった。
家族がそれぞれ辛い思いを背負ってる。そこを乗り越えて?いや乗り越えてるのか、上手くかわしたのかわかんないけど、時間がたって、一緒に行動できるまでになった。そんな家族再生、というとコトバが軽いな。それぞれが生きた証が表面化したという話。
会社の人に借りたのだけど、この本は借りなきゃ出会わなかったなぁ。なんか、とてもありがたみも感じられる本だった。
家族は近すぎるから、それぞれで悩みを抱えていることをともすると忘れがち。でもみなそれぞれの時代で立場で、逃げながら向き合いながら、考えながら、家族に向き合ってる。それは兄弟から見ると間違った向き合い方なんだけど、それはお互い寄り添えない。でも年齢を重ねたら、まいっかで、なんとも思わなくなる日がくるんだなと感じた。
こんなあったかい小説を読んだからか。電車で席を譲りました。良いことをしてなおさら気分が良い。ありがとう。この本。