ジブリみたいなタイトル。ほんわかしてるんだろうなと思ってから、読み始める。ほんわかした日常で、事件がおこる。いや事実がたんたんと述べられる。そうすると、人はこう考え、こう行動する。そんなふうに感じるくらいたんたんとえがかれる。たんたんとしてるからこそ、一人称が変わっただけで、すごく違和感。たんたんとしてるからこそ、心の機微を感じて、泣ける。どっぷり小説の世界に浸れた証としての違和感、涙。不思議。津村記久子さんは今まで触れる機会が少なかった。読んでて、技術を感じられた。

それと主人公の律は女の子?男の子?その辺中性的に描かれてると思ってるけど合ってる??人は出会った人の優しさを自分の中に取り入れてるんだってこと。ほんとにそうだなと。私を傷つける人のことは、何一つのこってない。私のことを好きで、私に優しくしてくれる人の優しさでできてると、実感を持って言える。なぜなら今そこそこ幸せだから。

そう。そこそこでいいの。