今は電車に乗っていて、向こうのおじさんがすごいイビキをかいて寝ている。亡くなった私のお父さんみたいだ。どこでもすごい音のイビキをかいて、母にパシッと叩かれて、イビキを止められていた。この小説を読み終わった時にそんな状況で、そんなことを思った。これは、なかなかスピっている。


両親に何かしらあり、キャバレーで働くことになった章介の人生を切り取った小説。周りの人も何かしらあり、下世話ではあるけど、愛を持って生きてる。またそれより下の生活にならないように頑張っている。小説のタイトルの4人が一緒に暮らすことになり、お互いの痛みや悲しみに寄り添って支え合う。家族の良さと家族ではない良さ、どちらも違う部分を癒やしてくれるから、人にはどちらも必要なんだろうなと思う。あと、釧路を舞台にしているため、いつもすごく寒い。あー寒い寒すぎるな。その土地の気温ってやはり人間に影響するんだと思った。寒い描写が、少し体調の良くない私の身体に響く。一方で、この感度の高さが最近良くないとも思う。