先日、普段から時々ラインのやりとりをしたり、
コミュニケーションの取れている入居者さんから、
電話がかかってきました。
お願い事と言うのは…
(もしかしたら、少し前にも書いたかも)
リビングのソファーを、リサイクルショップに持ち込みたいので、
私の軽トラでリサイクルショップに運んでほしい。
というものでした
ご主人は週末が休みです。
もしリサイクルショップに持ち込んで、
引き取ってもらえなかったら、、
市役所の大型ごみは週末閉まっているので、
持ち帰らなければならなくなりますよ、と伝えました。
するとしばらくして今度は、
役所の大型ごみに持ち込みたいので、
軽トラを出して欲しいと言って来られました。
こちらの役所は、
持ち込みの引き取り料の倍額を出すと、
市が家の前まで取りに来てくれます。
それもお伝えしたのですが、
その倍額になるお金が勿体なさそうな、、
出来れば出したくないので、
やはり軽トラで運んでほしい。そう言うのです。
皆様どう感じられますか?
厚かましいと感じた方もおられると思います。
ただ、この方は入居者さん。
所有する物件の中でも高家賃を毎月支払って下さっています。
ただの知り合いで、タダで運んで~っと
厚かましいお願いをしてきている訳ではないのです。
家は近いですし、お客様。
短時間で済みますし、引き受ける事にしました。
そして当日の朝。
我が家の旦那にその話をすると大変驚いて、
『なんやそれは?役所に回収に来てもらっても安いで。頼んだらいいのに。
それに車も持ってるやろ。なんちゅう厚かましい。』
こう言いました。
そう、入居者さん、車も所有しているのです。
(車種からおそらく積むのは可能。多分車内が汚れるのが嫌か面倒なのか)
旦那の言う通りだと思います。
まあでも、引き受けましたので、
朝から軽トラを出して、家に向かいました。
今回の事を引き受けて、
とても心にひっかかっている事がありました。
それは、このソファを私が役所の処分場に運んだ後、
処分料を役所に支払います。
その費用も支払うつもりがないのでは、という事でした。
金額はきっとごく僅か。
額面の問題じゃないのです。常識の問題です。
以前にも別件で入居者さん側が負担すべき事があったのですが、
こちらが支払ったことがあるのです。
もうここまで来たら、ある意味楽しみ、と言う表現はちょっとおかしいかも知れません。
自分からちゃんと支払ってくれるかな、と気になっていました。
この日は奥様がお休みで、
一緒に処分場に行かれるという事でした。
ソファは室内ながら、
玄関廊下にまで出してくれていました。
そして奥様と二人で軽トラに積み込み、
奥様が戸締りをしに行きました。
ところが、鍵だけ閉めて、
手ぶらで出てきたのです。
ちょっと驚いて、
「もしかしたら、身分証明書がいるかも知れないのと(実際は不要ですが)、
処分料がいるのですがお持ちですか?」
と言いたくないのですが、伝えました。
すると奥様一瞬、
ちょっとハッとした表情を見せ、
すぐに再び鍵を開け、家内にカバンを取りに行きました。
やはり、処分料は大家持ちと思っていたのだと感じました。
こうして役所でのソファー処分は無事完了したのですが、
処分料は250円でした。
私なら倍額500円払って、家まで取りに来てもらうけどなぁ
今までも常識を超える様な、疑問に感じる様な厚かましいお願いは、毅然とお断りしているつもりですが、夜の中には色んな人がいるものです。
気をつけていきたいと思います。
(まあでも、今回位ならいいかな、と思う甘い大家です)