この引き違い戸、
古びて不気味なシミが目立ち、
気持ち悪いです![]()
素材は、プリント合板。
これを、綺麗にするために、、
まずはダイノックシート系を検討しました。
キッチンリフォームでまずまず良く使うので、
余りで足りると思ったのですが、、、
足りませんでした![]()
購入を検討したのですが、
両方のドア、片面づつ2面張って、
7000円以上します。
うーん。高いです![]()
キッチンならまだしも、ドアですからね。
他の材料を貼ろう!
と言う訳で、
ストックしてあるクロスを貼る事にしました。
クロスを張るのは良いのですが、
面積が3平方メートルほどで狭少な為、
クロス糊も手塗りとなります。
かくはんも、電動ドリルは使いません笑
クロス糊、いつも18kgの箱買いをします。
クロス糊、どれも一緒で変わらないよ、と言う声も聞きますが、
わざと色々使っているのでよく分かる。
全然違います!
今回特に書きたいのは、
ちょっとマニアックですが…
(長いので、興味の無い方はSKIPしてくださいね
)
クロス糊の「ダマ」について。
購入後時間が経っていない糊で良いものは、
水で溶解して混ぜると、
比較的すぐにダマも無くなり、
トロッとした綺麗な糊が出来上がります。
問題は今回の様に、
しばらく保管してた糊や、
ダマ溶けの悪い糊。
以前クロス屋さんに、
糊を溶かすときの「水の温度」について聞いてみました。
ずっと疑問だったのです。
きっと水より、お湯の方が良く溶けると思っていたからです。
クロス屋さんの返答は、、、
全く温度は気にしていない様で、いつも水で溶かしているとの事。
むしろ何故そんな事を聞くの?
そんな表情で驚いていました。
そんな返答だったので、
しばらく水で溶解していたのですが、
やはりダマ溶けの悪い糊は、溶けないのです。
そこで実験。
今回の様に、バケツに糊の塊を入れて、
「水」
「40℃くらい(お風呂のお湯位)のぬるま湯」
「ポットから出したばかりの熱湯(約98℃)」
の3種類の水(お湯)を入れ、溶解してみました。
結果!
「水で溶解」⇒30分かくはんしても、大きなダマが残っている
「40℃くらいのぬるま湯」⇒水よりやや良く溶けるものの、ダマは多く残る
「98℃のポットから出たばかりの熱湯」⇒とても早くダマが溶けて、良い糊が出来る
溶けにくいクロス糊は、
熱湯を入れた方が、ダマの少ない糊が出来上がりました![]()
ついでにバケツ内の温度も測っていたのですが、
熱湯をバケツに入れても、糊と混ざるので、
すぐに温度が下がるのですね。
50度くらいに下がってきて、良く混ざり、良い糊が出来ました。
糊の種類や保管期間、気温、水温などにより、
状況は異なりますが、これから寒くなりますので、
温かめのお湯で溶かす方が良さそうですね。
クロスは、表面耐久のある、こちらを選びました![]()
糊付けが完了したら、手早く片づけをし、
クロスは袋に包んで、腰袋を付けバイクで現場へGo![]()
貼り付けは、
貼ったクロスが擦れたりしないか気を付けて、
剝がれやすい端は、こちらで補強![]()
コツは、
時々下地が古すぎて、貼ると一緒に捲れる事があるので、
下地をよくチェックする事。
端の補強をしっかりすること。
ローラーを使って端を中心にしっかり圧着すること。
可動部と張ったクロスが干渉しない事。
今まで、剥がれた事は一度もありません![]()
ビフォー![]()
アフター。
超低コストで、良い感じに仕上がりました![]()





