こちらの和室＋ダイニングを…
畳と引違い戸と壁を撤去して、洋室にしました。
すると、キッチン側のダイニングのクッションフロアを
張りなおす必要性が出てきます。
以前からﾌﾛｱﾀｲﾙを敷いているあちこちの物件が、
何年もかけて、入居者さんが何巡かしました。
原状回復を重ねる度に、
フロアタイルの丈夫さを最近実感しています。
実際に自分の現場で取り入れた工事が、
年数を経ても良いものであると実感できる事は、
他の人が言っている経験を聴くよりも、
ずっとずっと深い、確かな経験になると思います。
今回もフロアタイルに決めました。
どーんと搬入。
全部で１０８kgあります。重かったぁ
床は汚れるので、最後の段階で施工します。
ダイニングに貼ってある
クッションフロアを捲る事にしました。
一番最初の画像を、反対側から見た所です。
このクッションフロアー、
敷居を撤去して、
和室とつなげてフラットにする時に初めて気づいたのですが、
『２重になっている
』
当時この床をリフォーム屋さんに施工してもらった時、
クッションフロア施工代が、
1980円/㎡（税別）のみと、とても安かったのです
何の説明もなく施工してもらっていましたが、
古いクッションフロアを剥がさずに、
上から重ね張りをしていたのですね。
だから、安かった。
クッションフロアの重ね張りは、
捲る手間が省ける分、
安く施工できると言うメリットはあります。
でも、
私の目線からしましたら、
とても汚い床を隠すように、臭いものに上から蓋をしている
ようにしか見えません。
また、剥がす時も剥がしにくく、ごみの量も増えます。
もし私が物件に住むのなら、
臭いものに蓋をしたような床で生活したくないと思います。
実際の所を考えると、
賃料が安いのなら、２重の床でも気にしない方もおられると思います。
知らないまま住んでおられる方もおられると思います。
また、一般の方のリフォームでしたら、
それこそ費用を何とか抑えたいと考え、
クッションフロアの重ね張りを承諾されるかも知れません。
色々な事がありますが、
やはり、綺麗にすべきところは、隠さず綺麗に
したいなといつも思います
さて、クッションフロア捲り。
そこそこ力が要るんです。
私はまず、
石頭ハンマー（1.5kg)とへらを使って捲っていきます。
少し捲れたら、手で持って一気に剥がしていきます。
石頭ハンマーでも剥がしにくい時は、
電動スクレーパーを使います。
９０分～２時間位かかったでしょうか
剥がれました
もう腕も背筋もパンパンです
疲れました