ジビエカーの取組 | 山梨市日和♪~みんなでやるじゃん~

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[地域の「思い」を「形」にする集落活動センターについて]高知県梼原町ゆすはら西の取り組みを伺って来ました。

「集落活動センター」とは、地域住民の皆さまが主体となって、地域外からの人材も受け入れながら、旧小学校や集会所などを拠点に、それぞれの地域の課題やニーズに応じて、生活、福祉、産業、防災といった様々な活動に総合的に取り組む仕組みです。


中山間地域では、高齢化の進行や人口の減少に伴う地域活動の担い手不足、買い物や移動手段といった生活面での不安、農林水産業を担う人材の不足など、さまざまな課題に直面しています。

その一方で、集落への「愛着」や「誇り」を感じながら「今後もここに住み続けたい」という想いを持つ地域住民の皆さまがおられます。


住民の皆さまの強い想いを実現するために、地域が抱える課題を解決する手段として、高知県では、「集落活動センターを核とした集落維持の仕組みづくり」を 推進しています。 


平成22年度に町が行った住民アンケートでは、「不便を解消したら住み続けたい」「不便でも住み続ける」と92.9%の住民が回答しており、地元に愛着と誇りが強い地域でもあります。


地域の中心産業は農林業で、近年、高齢化に伴う担い手不足や鳥獣被害の拡大により、生産者の意欲が減退傾向にあり、耕作放棄地も徐々に増加している課題があります。


そんな中、集落活動センターゆすはら西では、ジビエを安定供給できる体制、販路の確保を中心に取り組んでいる最中で、四月より安定供給に向けジビエカーの導入を決めました。

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また、地域で採れる農作物などについても生産、集出荷、販売の流れを作るとともに、それらを活用した特産品づくりを行い、地域の資源をお金に換える取り組みをすすめています。

さらには、鳥獣被害対策、狩猟者への支援を行い、「鳥獣に強い地域づくり」を押し進め、あわせて、梼原の文化や経済の始まりの地として文化的自然的資源を活かし、体験プログラムの構築を通じた交流人口の拡大に取り組んでいます。


昨年1年間の鳥獣捕獲数は狩猟期間外でシカ576頭、イノシシ368頭、猟期内でシカ187頭、イノシシ189頭と年間約1300頭の捕獲があります。

狩猟者との両国な関係づくり、町の狩猟者確保へ向けての免許取得支援制度、ならびに制限なき捕獲褒賞など本市の今後の取り組みにも生きる施策を勉強させていただきました。


より良い地域間局の創出に向け取り組んでいきたいと思います(^。^)