2013年12月議会・一般質問Vol4 | 山梨市日和♪~みんなでやるじゃん~

山梨市日和♪~みんなでやるじゃん~

山梨市を「大好きなまち」にする会 根津和博のブログです。
「山梨市に住みたい」と思っていただけるような
まちづくりを目指しています。
合言葉は「みんなでやるじゃん」。
ともに活動してまいりましょう♪

*****根津質問*****

ネーミングライツについてお伺いいたします。
 先進自治体では、数多くの公共施設や公共交通に企業名や商品ブランド名を付与する命名権を与えるネーミングライツを導入しています。日本で初めてネーミングライツが取り入れられたのは、2003年に導入された味の素スタジアムで、その後も日本各地で公共施設の維持管理費を削減するため、導入が活発化しており、現在もスポンサー募集中の自治体が幾つかあります。
 過日行った会派や委員会研修においても、スポーツや音楽施設を初め、路面電車やコミュニティバスなど、たくさんのネーミングライツを目にいたしました。山梨県においても、中銀スタジアムやコラニー文化ホールなど事例があり、近年は契約料の問題で比較的規模の小さいコミュニティー施設にネーミングライツを導入する事例が増えてきているようです。また、神戸市交通局では、2005年度からバス停にネーミングライツ制度を導入し、バス停の標柱や車内放送等で新しいバス停名を使用し、企業や商店事業主からスポンサー料をいただく取組も行っています。実際利用者や周辺住民からは、親しみが湧く、バス停がわかりやすいなどの好評も寄せられているようであります。
 本市においても、小原スポーツ広場や新市立図書館、市民会館などの公共施設や市営バスやバス停、公用車など、たくさんの広告スペースを有しており、厳しい財政運営の中、公共施設の維持経費を削減できるよい取組と考えますが、今後導入の可能性など、検討してみてはいかがでしょうか。市の考えをお聞かせください。



*****市長答弁*****


ネーミングライツについてであります。
 本市では、民間事業者等の事業活動を促進し、市の新たな財源の確保を目的に、ホームページ、広報やまなし、封筒を広告媒体として活用し、民間事業者等の広告を掲載する事業を行っています。また、現在庁舎東館入り口への広告入り市内案内板の設置を検討しています。これは、公共施設や避難場所などを明示した市内全域図、本日の会議案内、パンフレットラックを備えたもので、市内事業者の広告も掲載される案内板であります。市の費用負担は一切なく、広告料等が市の歳入となります。
 また、市の行政情報をお知らせする「くらしのガイドブック」を作成しています。このガイドブックは、費用を市内外の企業などからの広告掲載料をもとに、市と民間事業者が共同で1万6,500部作成するもので、来年度当初に全戸等への配布を予定しています。こちらも市の費用負担は一切ありません。
 現在担当課において、先進地の事例などを参考に、本市でも対応が可能と思われる有料広告、ネーミングライツ、また、通常市が購入する物品を広告つきで事業者から無償でいただく事業などの拾い出しを始めています。市が保有するさまざまな資産などを有効活用することにより、新たな財源の確保や事業経費の縮減を図るとともに、市民サービスの向上や地域の活性化を図ってまいりたいと考えています。


*****根津答弁*****


花かげホールやフルーツパークのように、既に市民に認知されている愛着を持っている施設はともかく、新施設やバス、バス停は、地元の企業にとっては地域に貢献するという観点から、CSRやメセナ活動につながるブランドイメージを向上させるためにも生きてくる利点があります。広告収入費は、公共施設の維持管理費を削減する大きな財源であります。ぜひ検討のほどをお願いいたします。