税率改定後の国民健康保険についてお伺いいたします。
6月定例会において、平均20.41%という山梨市国民健康保険税の大幅な税率改定が行われました。国民健康保険運営協議会の附帯事項や議会への市民への周知要望を受けて、広報やチラシ媒体による周知活動が行われました。私のところにも納税通知書が届いた市民の皆様より、増税に関する質問や苦慮する声を数多くいただきました。新税率による徴収も2カ月経過いたしますが、納税率や市民の反応はいかがだったものでしょうか。今後とも市民への周知、理解をしっかり行っていただきたいと思います。
また、大幅な税率改定による徴収率の低下も懸念されております。現在7期で徴収している国保税を9期徴収に延ばし、月当たりの負担額を軽減したり、延滞者に対して遅延納税相談対策をするなど今後徴収方法の見直しはあるのか、ぜひ市の考え方をお聞かせください。
*****税務課長答弁*****
税率改定後の国民健康保険税についてであります。
国保税率の改定に当たり、被保険者を初め市民の皆様のご理解をいただくことを第一に考え、新聞折り込み、納税通知書への詳細な文書の同封、ホームページ、CATVを利用した説明等に努めてまいったところであります。
納税通知書発送後、税額や算定方法、支払い方法等に関する意見や問い合わせ件数は、8月末現在で220件程度いただいており、おおむね昨年と同程度でありました。
滞納状況につきましては、納税義務者数で第1期の督促状発生時点での前年同時期との比較をしてみますと、今年度の納税義務者数は5,075世帯に対し、未納世帯数は947世帯、18.7%となっており、昨年が5,023世帯に対し1,022世帯、20.4%であったのと比較いたしますと、未納世帯数は75世帯、1.7ポイント減少しております。
また、第1期の未納世帯947世帯のうち今年度から新たに未納となった世帯数は、208世帯となっております。このうち国保税が値上げとなった世帯数は、46世帯でありました。
次に、国民健康保険税の徴収方法の見直しについてでありますが、現在納税窓口に来られる市民の皆様から納期を増やしてほしいとの要望が寄せられており、検討を進めているところであります。普通徴収の納付回数を増やし、1期当たりの納税額を低く設定すること及び納期ごとの金額の平準化を図ることで納税者の皆様の利便性を向上させ、滞納を未然に防ぐことができると考えております。また、今後の国民健康保険制度の広域化移行も見据え、納付回数の検討をしてまいりたいと考えております。
今度とも問い合わせ等に対しましては、丁寧な説明を行い、ご理解をいただくよう努めてまいります。
*****根津答弁*****
市民の健康があっての山梨市であります。国保被保険者の負担をできるだけ少なくするためにも、徴収方法の見直しや軽減措置の拡充、被保険者の方への医療費削減に向けたより一層のご理解、ご協力がまた不可欠であり、第2次健康増進計画を基本とした医療費抑制につながる市の具体的施策と予防事業が期待されております。広報紙、ホームページはもとより各種イベントでの出前講座、専用窓口設置など健康増進に向け今後とも周知に努めていただきたいと思います。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。