量的緩和QE拡大により、官製バブルが強まりヤバい! | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

公務員でありながらタックスヘイブン香港に投資する、世志(よっしー)が、単にお金を稼ぎたいとか、欲のためではなく、「愛する家族の幸せのために」投資する仲間と共に、海外投資を学び、2018年にハワイ発の豪華客船クルーズに乗船することを目指す

3/17のブログ「量的緩和QEって何だったんだ!?」で

「量的緩和QEとは
中央銀行が自国の株を買い支える政策」であり、

それにより今回の金融バブルが生まれた

そうお伝えしました。
→  https://amba.to/3bwCX9j


で、、、

そんな中起こった、コロナショック!

日経平均は直近高値だった24,000円から
16,500円に一気に△32%も下落したら・・・


なぜか2020.3.26現在、株価は18,664円と
下げ幅は△32%→△19%と
「半値以上」下落を取り戻し、戻ってきました。


つまり、株価は上がってきたのです!!


2020.3.26現在の「日経平均チャート」


なぜかって言うと

3/16に日銀が前倒しで金融決定会合を開き、
「量的緩和の拡大」を決めたから。


ETF買い入れの年間目標額を12兆円に倍増したから。

だから
株価がシャープに反転してきた!

ブログでお伝えしたように、
量的緩和=日銀が株を買うので、株価上昇だから。


すごくわかりやすい構図です(苦笑)


株価が下がるとヤバイから
中央銀行が量的緩和(=株を買い支える)をして
株価を上げる

この構図により、株価が持ち直しているのが
今の世界の現状です。。。



◎失業保険申請者が過去最高に達する中でも!

ただ、問題は
実体経済が相当、この新型コロナにより落ち込んでいることです。。


本日朝、ブルームバーグのニュースを見ると
世師(よっしー)はある記事に目が釘付となりました!

「失職した米国人、失業保険手当の申請に殺到
ミシガン州は通常の20倍」


→  https://bit.ly/3aoHJVZ

なんと
先週の米新規失業保険申請件数は、前週比33%増。

ロイターによると、
失業保険申請件数は過去最悪の4倍となる328万件に達したそう!

これぐらい、実体経済は新型コロナで痛んでいるのです。。。




それにもかかわらず、
アメリカでは今まさにウイルスの蔓延が加速していて、

感染拡大を止めるため人口の3割にあたる地域が封鎖され、
外出禁止になって経済が急停止した状態です!

企業や店舗の大半が休業に追い込まれています。

中国での例から考えて、
都市閉鎖は2か月間続けないと感染拡大を抑止できないので
米国の都市閉鎖もまだこれから1~2か月は続くため、

 ..
 ..
 ..

その間にも
米国経済はどんどん悪化・破綻していくのです。。。


そんな状況下にも関わらず、
世界中の株価はなぜか、反転上昇・・・。


その理由は明快で、日本・アメリカ・EUともに、
量的緩和のさらなる拡大に踏み切ったから!

つまり
中央銀行が株価を買い支えているから。

・安倍首相 →  株高が政権維持の道具
・トランプ →  再選のためには株価維持が絶対命題

わかりやすい構図です。
まさに中央銀行の私物化による「官製金融バブル」なのです。。。



◎中央銀行が買った社債が不良債権だったら!?

これから怖いのが、
世師(よっしー)がブログでお伝えしたように
「低格付け企業社債のデフォルト(破綻)」です。


シェールガスなどエネルギー企業や航空会社などの企業が
ブルームバーグの記事でわかるように
新型コロナにより経営が悪化していき、、

いずれ社債が償還できず、経営破綻していきます。。。


で、、、

問題の根が深いのが
これら企業の社債を、実はアメリカ中央銀行FRBが
「量的緩和QEで買ってる」んです!!


連邦銀行は米国債・不動産担保債権・米社債などを
今後数カ月で少なくとも7,000億ドル購入することを
3/15日の決定会合で決定。

まあ、「デフォルトしそうだから
今後大きな問題が起こらないように、危ない企業の社債も買い支えよう」

そういう配慮なのでしょうけど、、、

新型コロナで経営難になっている業界の社債は、
「実質的に破綻寸前」なのだから、『不良債権』です!



・米国の鉄道会社は旅客が92%減って経営難がひどくなり、
米政府に救済を求めている

・石油ガス業界は、サウジとロシアの原油安値戦争による原油安で、
油井の多くが採算割れ状態


こうした危ない企業の社債を
米国の連銀と政府が量的緩和の名の下に買い支えているのが
今の現状です。

つまり、米連銀と政府は、不良債権を高値で買い取らされ、
「不良債権のゴミ収集車」となっているのです。





一般的に
アメリカ企業は日本以上にレバレッジをかけて経営、、

つまり
銀行借入が多く「借金漬けの企業経営」です。

そんな企業の多くが、
最低あと2か月は続く米経済の閉鎖・停止状態を乗り切れずに
一部は「破綻」し出します。。

しかし、
それら会社の社債をQEにより中央銀行が買い集めているのです!!

なぜなら今回の無限の量的緩和で買い支えを担当しているのは
主に連銀・FRBなのですから。


かつて
日本のバブル崩壊で問題となったのは債権者である銀行(=私企業)でしたが、

今回のバブル崩壊で問題となるのは
債権者であるアメリカ「中央銀行FRB」、、、

とどのつまり、
不良債権の山で経営が火の車になるのが
ひいては世界の盟主「アメリカ政府」となるのです!




しかし、
アメリカ政府は史上最悪の財政状態・・・。


ただでさえ、史上最大のバブル崩壊対策のために
巨額の再生支出の必要があるのに、

「QEで買い支えした債権が不良債権だった」

このようなダブルパンチの事態が起こるのです。。

それだけ今回の官製バブルはヤバイです。


いつ、本格的にクラッシュするかは不明ですが、、

皆さん、備え十分ですか??


世師(よっしー)は
香港保険を契約された方「だけ」にお伝えした
限定メルマガでお伝えした投資先などに投資し、

危機に備えています。