日本のドル建て保険は本当に元本保証?真のデメリットは?? | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

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公務員でありながらタックスヘイブン香港に投資する、世志(よっしー)が、単にお金を稼ぎたいとか、欲のためではなく、「愛する家族の幸せのために」投資する仲間と共に、海外投資を学び、2018年にハワイ発の豪華客船クルーズに乗船することを目指す

「日本でも」外貨建て保険がかなり流行っています。

そしてその中でも
外資と言われるカタカナの保険会社を中心に
運用利回りを保証している保険も日本国内であります。

「積立利率は年3%を最低保証」とか。

これを見ると
明らかに「おーーー!年利3%の保証があるんだ!!」

・・・普通はそう思いますよね。。。


世師(よっしー)もそう思いました。最初は。




しかし!!

多くの人が誤解している、この利回り保証。

実は外貨建て保険についてネットで調べた限り
この点をきちんと説明して、
外貨建て保険の「デメリット」と指摘しているHPは皆無!


そこで「これは是非述べねばと!!」思い、
世師(よっしー)は強い思いで今日は記事を書きます。



◎「積立利率」って何?

実は世師(よっしー)自身、
「カタカナの保険会社の外貨建て商品で
3%の利回り保証があるのはどうか」と何度か相談を受けました。

香港保険をする勇気はないけど、
同じ外貨建ての商品なら、保険の窓口でFPが勧めるからと。

「同じ外貨建てなんだし、3%の保証もあるからいいじゃん!」
そう家族も言うのですが・・・と。



しかーーーーーし!

結論から言うと、
日本で買える外貨建て保険の利回り保証は
利回り保証じゃありません!!


よくパンフを読んでください。

「積立利率」

こう書かれています。。

『運用』利回りとは書かれていません。


ほえ!?

積立利率ってなんじゃ??

誰しもそう思いませんか?



◎詳しくHPを見てみると!

そこで、世師(よっしー)は詳しくHPを見てみると、、、


・積立利率は、主契約の積立金(将来の保険金をお支払いするために、保険料の中から積み立てる部分)に付利されるものであり、保険料全体に付利されるものではありません。特約部分には積立利率は適用されません。

積立金からは、死亡・高度障害保障のための費用などが毎月控除されます。
そのため、積立金がそのまま積立利率で運用されるものではありません。

こう書かれています!





どういうことかと言うと、

例えば、あなたの払った今月の保険料500ドルが
どのように使われていくのかというと、

お金を増やす目的で加入した主契約(終身or年金) 200ドル
死亡保障(特約)                200ドル
高度障害保障(特約)               50ドル
介護保障(特約)                 50ドル
合計保険料                   500ドル

わかりやすくこうだとします。


HP内に細かく書かれている注釈部分の意味。

これは

「あなたの払った保険料、500ドルのうち
3%の積立利率が保証されているのは200ドルだけ」


こういう意味なのです!


普通、払った保険料が500ドルなら
500ドル全額が3%で運用される。。。

そう思いますよね。

・・・違うのです。

毎月の保険料から死亡保障などが引かれていき、
「残った分だけ」が運用に回されるのです。




しかも良くないのが
こういった外貨建て保険において、
主契約としてお金を増やす目的に使われる保険料部分は
「ごく一部」であるという点。


多くの場合、

「死亡保険など特約部分の割合が相当高い」

つまり

× メインが3%以上の利回り保証がついた運用
◯ メインは死亡保険。「サブで少しだけ」3%の運用が付く

これこそが正しい保険の姿なのです。


運用利回りが3%じゃないんです。
あなたの払った保険料全額が3%で運用されるんじゃないんです。


これこそが、最大の本当の意味でのデメリット。

しかし
なぜかどのHPでもデメリットしてきちんと説明されないんです。

為替リスク?
受け取れる解約返戻金が変動する??

・・おいおい!
それ以上に大きなデメリットがあるでしょ。


そう世師(よっしー)は言いたいです。




しかし、「香港保険」は違います。

特約などないので、
シンプルにあなたが払った保険料が増えていきます。


しかも
日本の外貨建て保険以上に。

だから世師(よっしー)は
日本ではなく、香港で外貨建て保険に入ったのです。


全然質が違います。







追伸

金融庁が入ったらいけないと警告する外貨建て保険。

その理由に、
銀行の窓口販売手数料など手数料がバカ高い点が
指摘されています。

販売した額の5〜10%の手数料を
保険会社が銀行に払うんだとか。


例えば
500万円の保険に入ると、手数料10%なら50万円。

50万円が銀行に払われます。。。

つまり
あなたの払った保険料のうち、
「50万円は運用に回っていない」ということです。


『スタートしたらいきなり元金が△50万円になる』

そんな資産運用の商品、どうなんでしょうね??