10年債利回りは３．１％を超えてきており、
「この3.25％を超えると、後は４％まで上昇するのはすぐ」だと
債券王と言われるガンドラックは従前よりずっと警告していました。
アメリカは今年１２月、
そして来年はあと３回利上げする予定なので
もっともっとアメリカの金利は確実に上がります。
それは香港保険にとって
利回りが上がることを意味するので、好ましいことです（笑）
しかし
アメリカの利上げは同時に世界各国に強い影響を与えます。
具体的には
ドルの価値が強まるので、今まで新興国に流れていたお金が
逆に「アメリカに逆流」していきます。
今まではドンドン新興国に投資されていた投資マネーが
逆回転しだしたんですね！
だって
あえてリスクをとって新興国で投資しなくても
安全なアメリカでの利回りが高いなら、アメリカにお金は向かいます。
事実、この日経新聞に掲載されていたグラフが
一番如実にマネーの動きを物語っています！
〜日経新聞より引用〜
ほらっ！
トルコ、アルゼンチン、ロシア、ブラジル。。。
景気が悪い国からは
如実に資金が流出しています。
投資を引き上げたり、新規の投資を見送ったり。
そうしたお金は最後は利上げにより魅力を増したアメリカに
還流するようになっています。
◎アメリカ大統領トランプは本当に馬鹿なのか？！
これは「強いアメリカを作る！」という目標を掲げる
トランプ大統領にとっては非常に好ましいことです。
お金がアメリカに向かい、
新規の投資や雇用が生まれることにもなるし、
何よりトランプが一番の実績と誇る
「史上最高の株高」この持続にも寄与します。
表向きは利上げの悪影響を懸念して
「FRBは狂っている」とトランプは批判しますが、、
実際は投資マネーがアメリカに還流する効果が大きいので
本心では利上げの意味も当然理解しているはずです。
マスコミはトランプのことを
「めちゃくちゃで、バカな大統領」
「分断を助長する、スケベな老人」
とバカにする傾向にありますが、
というか酷評しかしないですが、、
世師（よっしー）はそうは思いません！
彼は超一流のビジネスマンですよ。
「トランプ」と名のついたホテルやビルは
彼の名前を冠しただけで、不動産価格が相場の１割以上高くなるほど
トランプの名前はブランド力があります！
世界中で、、です。
それぐらいすごい企業を作り上げたのが
ドナルド・トランプという男なんですよ。
皆さん、間違えていませんか？？
マスコミのアホなゴシップネタに騙されていません？
しかも彼は今、
世界最高峰の情報と知能が集まる、アメリカ大統領府。
ホワイトハウスにいるんですよ！
いわば、最高の企業経営者が、
世界最高の知能、情報を兼ね備えて運営しているのが
今のアメリカ大統領。
こういうことなのです。
そのアメリカが今、世界中が懸念している利上げを行うことで
新興国から資金流出をさらに加速しようとしています。
当然ながら
利上げにより、さらに資金流出が加速して
新興国が破綻状態になり大混乱になる恐れもあります！
事実、アルゼンチンやトルコは
今や実質破綻状態で、さらなる米の利上げが引き金となり、
..
..
..
「世界同時恐慌が再発」・・・。
こういう事態も十分あり得ます！
それなのに
トランプが利上げをさらに続けるのはなぜでしょう？？
◎利上げに隠されたトランプの本当の意図は？
トランプが利上げをさらに加速させていく理由。
それはズバリ「中国叩き」これに他ありません！
今、トランプは中国と貿易戦争を行なっており、
第３弾の制裁を発動したけど、あまり効果が今の所なく
むしろ国内の物価が上がる悪影響が出始めています。
これは表向きのパフォーマンスであって、、
本当に彼が効果があると思っているのは
実は利上げによる「中国への金融制裁」これなのです！
このグラフをみてください。
新興国のドル建て債務は
近年飛躍的に伸びています。
つまり
中国をはじめ、多くの国は近年どんどん「ドルで借金している」のです。
それがアメリカの利上げにより
貸出金利が高くなり、利払い額が増えていったら？？
・・・債務不履行が急増するのは目に見えています。。。
事実、中国企業の債務不履行は
今年に入りドドーーーンと、飛躍的に増えています！！
4年前に比べると、２０倍です。
それに加え
何より中国国内への新規の外国企業の投資。
これも当然どんどん減っていきます・・・。
なんせ、中国の成長が減速し、景気が悪くなっていくんですから。
しかし
中国は外国企業からの投資により
さらに国を発展させてきた面が多いにあるので、、
利上げにより債務不履行が同大し、
それに加え、中国進出企業による投資も無くなったら
国の成長にダブルパンチどころか、
世界二位を誇るGDPの国の維持すら
さらに困難になってくるでしょう！
トランプはこれを狙っているのです。。。
「利上げは中国への金融制裁」であり、
貿易戦争と同じ意味合いなのです。
中国叩きなのです。
あなどってはいけません！
彼は一流の企業経営者なのです。
あの手この手で
深い意図を持って世の中を動かしていると
世師（よっしー）は考えています。
追伸
反米政策で強固なタッグを組んでいる国
ロシアとトルコ。
この両国の通貨下落率が１位と３位を占めて
通貨下落により、経済が大混乱している事実。
これを見ても
トランプの計算高い戦略が透けて見えます。。。
基軸通貨を握る国は
経済戦争を仕掛けるのに、かなり有利な立場にあります。
