通貨という点で言えば不思議な国でした。
なぜなら日常的に
通貨にドルと自国通貨リエルを混ぜて使い、
表記は「１．２５ドル」と値段が書いてあっても、
１ドル以上はドル紙幣を、
そして
１ドルより下は、自国通貨のリエルを使います。
１ドル＝４００リエルなので
１．２５ドルの場合は、１ドル札と１００リエル札を払います。
なぜこんなことになっているのかといえば、
「自国通貨リエルへの国民の信用がないから」
です。
ポルポト政権の1978年に原始共産主義的政策の一環として、
それまであったすべての通貨が廃止され、
通貨が紙くずになってしまったため、
それから30年経った今でも、
失った通貨への国民の信用は回復されていないため
みんなドルを使うのです。。。
実は世師（よっしー）が入国した際に
空港でビザを取得した時に払ったお釣りに
５ドル札が含まれていたのですが、
その５ドル札を
レストランで使おうとすると
..
..
..
「このお札は傷が入っているので、受け取れない！」
「別のお札を出せ！！」
そう言われました（汗）
あれっ！！
よく見ると、、、
確かにその５ドル札は
製造ミスで、少しだけお札の端が欠けていました。
切れて傷が入っていたんですね。。。
そんなこと全く気付かずに
受け取っていました。
そこで
「まあ、お店で使っていたら
誰か確認せずに受け取るので大丈夫でしょ！」と
タカをくくっていたのですが、、、
「ＮＯーーー！」「ここ欠けてる！！」
「このお札は使えないね。。。」
なんと
..
..
..
どのお店でも、確実に紙幣をチェックされて
欠けたドル札は使えなかったんですね。。。
それゆえ
帰国した今でも、手元にあります・・・（涙）
つまり
カンボジアの人って
それだけドル紙幣への信用が強いし、
逆に言うと
自国通貨リエルを全く信用していないんです。。。
リエル札だけで１ドル以上払おうとしたら
拒否されたこともありますし、
わざと
地元のローカル飲食店で
ドル紙幣を渡してくれなかったこともありました。
できるだけ
ドルを手元に残しておきたいために。。。
◎お金ってなんだろう？
ここで考えて欲しいのですが、
お金って、お金であるけど、
とどのつまり
１万円札は「紙」なんですよね！
１万円が１万円であるのは
日本国が保証しているからですが、、、
それを信じるのもまた人です！
国民が信じなくなったら
カンボジアのように終わりなんです。。。
１万円札はの正体は
原価２０円で作られている「紙」なんです。
９，９８０円は信用でできています。
それゆえ
信用がなくなれば、見捨てられます！
カンボジアに行ったことで、
「国民の信用がないと、紙幣は紙くず」だと
世師（よっしー）は改めて悟りました。
あなたは自分のお金は円だけになっていませんか？
外貨建て定期預金や保険は
実は外貨じゃないんですよ。
それゆえ
万一の際には、外貨による分散の効果はありません。。。
その意味で
クレジットカードにより自動的に日本円を外貨に換えてくれ
海外に投資できる仕組み『新・長期積立』や香港保険は
素晴らしい仕組みの投資だと世師（よっしー）は感じます。
資産三分法と言うけど、
２１世紀の時代は、通貨を３分割して
・日本円
・アメリカドル
・その他何かの通貨
こうやって
資産を保有することが大事です。
大事なのは「通貨」の分散なのです！
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