前回の続き
カンボジアは
格付け機関の格付けでは
投資適格にはるかに及ばないBランク。
だから銀行や証券など
世界の機関投資家は投資しない。
しかし国内では
決済通貨であるUSドルの需要は非常に強い。
それゆえ
銀行 → USドルがほしい
投資家 → 投資しない
こういった
真逆な構図になってしまっていて、
銀行としては
USドルがどうしてもほしいが
集められない状況にある!
でも
だからこそ
..
..
..
「7%もの預金利息を払うことで
海外の個人投資家から資金を集めたい」
ということになるのだ!
通常なら
香港などドルペッグ制を採用している国のように
アメリカの政策金利が下がると
預金金利も一緒に下がるので
USドル建ての定期預金は
現在は0%程度の金利が普通なのだが、
カンボジアは
こうして「高金利で海外の投資を呼び込む」しか
USドルを集める方法がないので
アメリカの政策金利が0.25%の今でも
7%と高い利率を維持せざるを得ないのだ!
つまりここに
世界からガラパゴス化した国が存在する訳で
「マーケットの歪」が生じているのだ!
ここを発見した人たちが
アービトラージのチャンスとみなして
投資資金を投下しているのが
今の「カンボジアの銀行への定期預金」なのだ!
~次回につづく~
追伸
次回は具体的な銀行情報を
お届けしよう!
追伸 2
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