パワフルな天性の声 美波 | チャーリーのファボミュー

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このブログはチャーリーが聴いた音楽の中で「これは良い!」と思った作品やアーティストを書き留めています。勢いのある旬な音楽を好むため自ずと若手中心になっています。たまに映画についても書いています。

美波

祝!メジャーデビュー!

アニメ「ドメスティックな彼女」OPテーマタイアップでビクターエンタテインメント傘下FLYING DOGから1月30日にデビューEP「カワキヲアメク」がリリースされた。

どれだけ長くインディーズ活動を続けても大手レーベルから声がかかる保証はなく大多数は地道に続けるか辞めてしまうかといった厳しい世界の中、本格活動2年ほどでメジャーデビューというチャンスを掴めたのは、ツイキャス配信などを通し絶大なフォロワーを獲得していることもあるが、何よりも一度聴いたら忘れられない彼女の天性の声によるものだと思う。
もちろん同世代に響く歌詞や時流に乗った歌謡メロを紡ぐ才能にも恵まれてはいるが、ウィスパーからファルセット、地声でのシャウトから金切りの歌い回しまで実に多彩な表現力を持っており、とにかく歌がパワフルだ。
とても21歳の女子大生とは思えない。

EP表題の新曲「カワキヲアメク」はポツポツとしたギター弾き語りから始まり沈んだAメロから激情的に畳み掛けるサビへと展開し圧倒される。
日本人の大好きな歌謡曲フレーズでもあり自然と身体に入って来る。

“中途半端だけは嫌〜”
“甘いあめが降れば 傘もさしたくなるだろう?〜”

ぐわぁーっと来る感覚、ホント凄い!
これは言葉で表現するのは難しいので一聴して欲しい。




C/Wの3曲は過去YouTubeで配信されてたものの収録。(通常盤とアニメ盤では4曲目が異なる)

特に「ライラック」の収録は嬉しい。
この曲も「カワキヲアメク」と並ぶリードトラックに成り得るキャッチーなナンバーだ。
韻を踏んで強引に歌詞をはめ込んで独特の発音で歌っているため聴いてるだけでは中国人ぽく何を歌っているのか判明し辛いが、そこがまた新しく感じられ好きだ。
“憂憂憂憂憂憂憂” という部分が当初は “Rain, Rain, Rain・・・”と歌っているように聴こえた(笑)




アニメ盤収録の「Prologue」はちょっと10-FEETの「RIVER」を思い出したが、迷い戸惑いながら生きようとする若さをストレートな8ビートに乗せて放出しているナンバーで脳内モッシュが沸き起こってしまった。


春には全国8ヶ所を巡るワンマンツアーが予定されているが既にソールドアウトとなり、急遽東京と大阪で追加公演が発表された。
GWなのでチケット争奪戦が予想される。

オフィシャルサイト


美波
彼女こそ2019年の台風の目になりそうだ。