念願のフルアルバムは強烈な炭酸のよう SECONDWALL | チャーリーのファボミュー

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バンド結成9年目にして初のフルアルバム「Beautiful Lie」を66日にリリースした

SECONDWALL


紅一点ヴォーカルYUKAを擁する感情共鳴系バンド、シルエットのMVが印象的で顔出しNGなのかヴォーカルYUKAはライブでも髪で顔が隠れるほど頭を振るパフォーマンスが個性的だ。


YUKAvo

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YU-SUKEb

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昨年デジタル配信シングルはあったものの前作ミニアルバム「OVER」から約2年というインターバルを経た念願のフルアルバムは相当気合いの入った出来映えでストロングソーダの味わいだ。


2012年リリースのスプリットシングル「静かな夜に」のリテイク+書き下ろし9曲の全10曲は、これまでが “さなぎ” だったのではと思わせるほどの成長ぶりを聴かせてくれている。

エモ/メロディックパンクを基調としたギターロックサウンドはそのまま、曲作りが遥かに洗練されポップさが前面に押し出されている。

邦楽ロック特有の醬油風味(歌謡曲臭さ)は持ち曲数が増えるにつれ野暮ったくなりがちなところ、このアルバムからはそれをカケラも感じない。

ヴォーカルYUKAのハイトーンはさらに明るさが増し、8ビートのスピード感と抜けの良いギターから、全編を通しシュワっと弾け飛ぶ強烈な炭酸のような爽快感を感じる。

そう!これから夏に向けてぴったりのサウンドだ。


それらはプロデュースで参加のruifade)氏の手腕によるものかもしれない。まるでThe Winking Owlと兄弟かのような仕上がりだ。


中でもお気に入りの曲は、アルバムを象徴したトップナンバー「Shooting Star」、遠い夏の記憶を引きずる「夏の終わり」、一人暮らしに花を添えるような「Beautiful Lie」、不安に勇気を与える「Freedom」、、、かな。


7月には東名阪でリリースライブも予定されており、このアルバムをきっかけに大きく羽ばたいて欲しいバンドだ。



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