早朝、けたたましく鳴く蝉の声で目が覚める。
往く夏を惜しむかのように鳴いている。
窓越しから見る朝焼けに、ふと、娘も同じ光景を目にしていたに違いない。眠れぬ夜を過ごし、窓越しに見る空を携帯カメラでとらえ、ブログに記した時のことが想い出された。
どんな思いであの時の空を見つめていたのであろうかと思うと、胸が苦しくなる。いったいどれだけ、娘に寄り添うことができたというのか・・・・・。哀しみ、寂しさなど心の底に住み着き、何をしても消え去ることなど決してない。
先日、友人がプレゼントして下さったお人形、娘が空を自由に飛び、私共を見つめているかのようで、可愛くって、尚一層愛おしくなる。
夕方、ひぐらしの鳴き声が聞こえたかと思うと、庭ではコオロギが鳴き始めた。秋はもうすぐそこである。



