
今はそうでもない(と思っていますが)、以前は短気でした。
会社勤めをするようになってからは、怒ってばかりもいられないことも多々あり、怒りは抑えられるようになったと思います。
親も驚いた、私が一番怒った時のことを書きますね。
まだ損保に勤めていた時のこと。
自動車ディーラー担当の営業課に配属されていたので、お付き合いのあった自動車ディーラーさんに保険契約をお願いするためには、そこの会社に車販協力をしないといけなかったんですね。
要は車を買う人を紹介してあげるから、保険契約はうちの会社に下さいね、ということ。
私はまだ20代で、車を買えるような友人もいなかったので、実家の両親には事あるごとに「車買う人がいたら紹介してね。少し安くしてもらえると思うから」と言って、取引のあるディーラーのリストをコピーして渡していました。
それからしばらくして、私は実家から割と近くにアパートを借り、一人暮らしを始めました。
ある時、母が車の免許を取りました(何と50代になってから)。
身長が143cmしかなく、父の車(トヨタマーク2)では大きくて運転しづらいので、自分用の軽自動車が欲しいとのことで、初心者だから中古車でいいと、私も一緒に車を見に行きました。
それから2週間後。
実家に帰ったら、見慣れない軽自動車の新車(ダイハツのミラ・ジーノ)が家の前に止まっていました。

これがダイハツのミラ・ジーノ(初代)。
お客さんでも来たのかも思い、母に聞いたら「ああ、あれ、お母さんの車」とのこと。
一緒に車を見に行ってからわずか2週間後、まさか新車を買うとは思ってもみませんでした。
以前、妹が車を買ったディーラーの同じセールスレディから購入したらしいのですが、そこで私はブチ切れました。
「あれほど、車を買う時は教えてって言ったのに!会社でもなかなか車販協力出来なくて肩身の狭い思いをしているのに、人の気も知らないで!!」
母はともかく、私のブチ切れっぷりに父もびっくりしたようでしたが、「いや、紹介して欲しいって言っていたディーラーじゃなかったからさ」と助け舟を出しました。
私は「取引先じゃなくても言ってくれれば、何か協力出来たのにさ。もう知らない。今日は帰る!!」と言って、実家の滞在時間わずか20分で、さっさとアパートへ帰ってきてしまいました。
あまりに頭にきたので、それから1ヶ月は、実家には帰りませんでした。
かなり経ってからやっと落ち着いて、母の運転で出掛けたりするようになりましたが、あの時のことはもう20年以上前だったというのに、まだ鮮明に覚えています。
自分でもあれほどキレたのは、それが最初で最後ぐらいかな、と思うぐらいです。
最近は滅多なことで怒らなくなりました(アパートの階下の住人が出す騒音に苦情をいう以外は)。
年をとって丸くなったのかもしれませんね(^^;)