リーダーシップとステータス | 一日一筆〜よりよく生きるウェルビーイングのための備忘録〜

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働きながら大学院で看護学を学びました。健康教育に関心があります。特に興味があるのは、ウェルビーイング、発酵食、呼吸です。日々のことを書とともにしたためています。最近約10年ぶりに日本習字で学び始めました。課題提出までの道のりを綴ったりもしています。


むかしむかし、演じるということに魅せられて演劇や映画のワークショップやらアクターズスクールに参加していたことがありました。

そこでは台本のある芝居の稽古をするだけじゃなくて、身体訓練や発声、ゲームなどもしました。
その時に経験したゲームのひとつに、ステータスゲームというものがありました。
ゲームの内容は、集まったメンバーの数、6人だったら、1〜6の番号があって、1人につき1つの番号が与えられます。
くじで引いた番号が、その6人の組織の中での自分のステータス、つまり立場です。
周りが何番かは知らされずに、相手の出方をみながら自分よりステータスが上の人間を演じているかを見極めて即興でその場を作っていきます。

例えば、社長のような振る舞いをし始めた人がいたら、それを受けて部下を演じたりするというイメージでしょうか。
人間が多くなれば多くなるほど、複雑で難しかったです。(2人バージョンでも私は苦手ですが…。)

ただ、このステータスというゲーム。
例えば、社長とか上司という社会の組織の様子を演じようとすると、どうしてもステレオタイプの表現になってしまうのかなとおもったり。
ゲームだから、その権力だったり威厳だったりを周囲に知らせなきゃいけないので、多少誇大して表現するところがあるのでこのゲームはこれでいいのかなと思うのですが、これを現実の社会に当てはめて考えると、このステレオタイプの上位ステータスの表現が当てはまらないこともあるなと思うのです。

リーダーシップを取るべき立場の人というのはその振る舞いがフォロワーシップを左右するものでもある思うのです。
だからこのステータスのゲームのように(本当はこのゲームはもっと奥深いものなのかもしれないけれど、少なくとも私が経験したステータスゲームでは上位ステータスを演じる時には胸を張って声を張って命令してたような印象。笑)、上位ステータスの人は、完璧、孤高の人、気を遣われる、萎縮される、ミスしない、人に厳しいという単語が似合う人より、ちょっと抜けてる、みんなに助けられて今日があります(と本人が認識している)、気を遣わせない、時々言動に突っ込まれる、たまにミスもする、人に温かいという単語が似合う人の方が、フォロワーシップを高めると個人的には思っています。

頭の良さや段取り力も確かに多少は必要だけれど、それよりも
なんか支えたいなあと思わせるひと
なんかかわいいひと
気兼ねなく言動に突っ込めるひと
が上司にいると、私は全力で自分の持っている能力を使おうと思えます。

その場の雰囲気を感じ取り、即座によい空気に持っていけるリーダーは素敵です。
そのためには自分の"ステータス"を低めることをも厭わない、むしろ積極的に低めまくる、そんな人がフォロワーの心を掴むのだろうと思っています。