悔やみきれない事件 | 加藤修滋のブログ

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日仏シャンソン協会活動記録及びシャンソン界のニュース等

とても多くの歌手が「エルム」に出演した中で、どうしても忘れられない人が居ました。

(仮にA君とします)

 

 

彼は、シャンソンのコンクールに何度エントリーしても受賞できませんでした。

そんなA君の熱意にうたれ、エルムへの出演を依頼しました。

 

 

A君は「これで思い残す事はありません」と言い、帰りました。

A君の自死を聞いた時「しまった!」と思いました。

 

 

ケースワーカーとしてカウンセリングも数え切れない程経験して来た私として事が・・・との想いが私自身の心の傷でもありました。

 

 

A君の言葉の裏にあったもの、それは人生との訣別だったと思うとやり切れなさで一杯です。

合掌。