平和希求と可児シャンソン教室 | 加藤修滋のブログ

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日仏シャンソン協会活動記録及びシャンソン界のニュース等

20年続く「可児シャンソン教室」が実施した発表会では生徒3人が「平和希求」の歌を歌いました。

 

 

日本のシャンソンのお店では、お客のリクエストに応じる事が良いと思う人が少なくありません。思い出ある曲や楽しい歌のリクエストが駄目な訳ではありません。自身のメッセージ、伝えたい思いがそこにあれば良いのだと思います。

 

 

故・加藤ハツ館長の遺言「歌い手には平和を願う歌を歌う義務がある。なぜなら平和でなければ文化は育たないから」・・・私は母である館長から平和の大切さを切々と聞いてきました。

生徒さんが「歌い手の務め」として平和希求を歌ってくれた事は、何も出来ない私にとって大変嬉しい事です。

 

 

もし、反戦歌は聴く人を疲れさせてしまうのではないかと思い、迷う事があったら「脱走兵」の冒頭に私が付け加えたこのナレーションを思い出して下さい。

 

 

たくさんの兵士が戦場へ行った。

行きたくなくても、そそのかされて連れて行かれた。

そればかりか女や子供達も各々の務めを与えられて連れて行かれた。

後ろも見ずに別れを告げて出かけていく若者の姿が街中にあふれていた。

世界中どこの街にもあふれていた。