本当にあった事を描くのがシャンソン | 加藤修滋のブログ

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日仏シャンソン協会活動記録及びシャンソン界のニュース等

フランスのシャンソンは(日本の様に港と酒と女が出れば歌になる?)、事実に基づいて作品を創るのがほとんど。

 

 

「シャロンヌの恋人」(東大の樺美智子さん死亡事件同様)、「サンジャンの私の恋人」・・・。

 

 

例えばミッシェル・ジュールダンは「私の村は水の底」でダムが出来た為、湖底に沈んだ景色を歌い、自分の奥さんが若い頃に体験した不倫(!)を隠す事なく赤裸々な曲にしました。

 

 

ミッシェル・デルペッシュは、自然災害で家を追われた人を勇気づける作品「哀しみの終わり~さぁ!今から~」を世に問いました。

 

 

モーリス・ファノンは実際に経験はしていないが、平和への祈りの為に”広島””長崎”と言う両都市が出て来る唯一のシャンソン、「ヒロシマ」を作りました。

 

 

ロシアのカムザトフは広島で原水禁大会を目にして感動し「鶴」を創作。

 

 

近年、こうした風潮が薄れカッコ良さに憧れる若者が増えている事に危惧を覚えますが、どう思われますか?