犬とシャンソン | 加藤修滋のブログ

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日仏シャンソン協会活動記録及びシャンソン界のニュース等

岡山加代子のCDタイトルは「ネコとシャンソン」

ネコ好きな岡山さんらしいタイトルに、

AYANEの描いたネコのイラストが好評。

 

 

僕にとって忘れられないのは「犬とシャンソン」

過去、30回ほどパリ公演を行いましたが

その都度、パリのアーティスト達のコンサートを見に劇場へ出かけました。

 

視覚的に忘れられないのは、舞台中駆け回った小型犬たちの「火の輪くぐり」

カワイイ!・・・今でも思い出します。

 

逆に大きなアリーナ公演で歌手が象に乗って登場。

鼻を滑り台のようにして舞台へ降りて歌って始まるという趣向。

 

他にもラクダや馬が出てくるものも・・・。

まるでサーカスのよう。

 

音楽的にはジュリアン・クレールのコンサートに於いて

幕の向こうに隠れたオーケストラがドーン!という大音量で幕を引き落として登場した時の興奮を思い出します。

 

彼は「エクウス」の全裸シーンでも有名ですが、

日本の劇団四季のそれを思い出しました。

 

また、ある時コンサートの見事な照明にも驚き

テクニシャンに「さすが、フランスですね」と言ったら

「イスラエルだよ」・・・・・との返事。

 

何でも軍事用レーダーの民生利用との事。

 

インテラビームと言うシステムで、バトン吊りをする当時の日本のアメリカ方式と違い、ピタッと静止するすぐれもの。

 

小さな鏡を光源の前に置いて

照らすその方式のものが日本に入って来たのは、その何年も後。

 

ジョニー・アリディのスタッド・フランス(サッカー・ワールドカップ会場)公演にも驚かされました。

 

上空のヘリコプターからスルスルとステージへ。

一斉に花火があがって歌が始まる。

 

フィールドは全員立ったままの若者たち。

天蓋席は我々。

 

一緒に行ったフランス人いわく

「若者は、彼のリズムに酔い、我々は彼の歌の言葉に酔う」

 

文化の違いですね。