グラシェラ・スサーナの想い出 | 加藤修滋のブログ

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日仏シャンソン協会活動記録及びシャンソン界のニュース等

「アルゼンチンの天使の歌声」と言う

キャッチ・コピーで名古屋と北海道の有線放送で火が付き

当時、来日外国人歌手としてLP発売の最高記録を達成した

グラシェラ・スサーナ。

 

 

スサーナ本人はこのキャッチ・コピーは好きではなく

自身の”姉(クリスティーナ)が天使の声”

と言っていました。

 

彼女は、「サバの女王」のLP収録で

間違った日本語ローマ字表記で覚えてしまいました。

 

「・・・あなたが帰るノゾミは・・・」を

「あなたが帰るノヨリは・・・」

 

1973年、彼女の日本初リサイタル

(愛知県勤労会館小ホール)の折、

私が誤りを指摘し、当日本番からずっと正しく

訂正して歌っています。

 

当時、彼女のLPで覚えた日本人歌手たち

(特にクラブ・シンガー)は

「ノヨリ・・・」と歌っていました。

 

以来、レコーディングの前になると

彼女から電話があって発音や歌い方を質問してくるようになりました。

 

最近では、2017年に来日公演、エルムでもライブを行い

あわせて私のオリジナル曲「ラスト・リサイタル」を

レコーディングもしてくれましたが

今では、連絡がとれずどうしているか心配です。