<加藤修滋の交友録>全6回で開始 | 加藤修滋のブログ

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日仏シャンソン協会活動記録及びシャンソン界のニュース等

以前から取り組んでいた

私の友人であるアーティストたちとの交流を

まとめて紹介する企画が実現。

 

初回は、シャルル・アズナヴール。

 

一般には語れない内容の裏話も含め、

1時間程度にまとめてのトーク・ライブ。

その一部を書くと…。

 

私との交流の中で、アズナヴールが一番喜んだ事は

アストル・ピアソラがアズナヴールについて語った事。

 

「アズナヴールのシャンソンと我々の音楽(注:当時まだ異端児とされていたアストル・ピアソラ楽団のタンゴ)との共通点は、躍動するリズムと哀愁のメロディー。歌に込められた主張。とりわけ愛」

 

この言葉を伝えたパレ・デ・コングレの楽屋で

会話の途中に娘のカティアが楽屋に入って来て

「パパ、お腹が減ったからサンドウィッチ買うお金を頂戴」と

言った時、どこにでもいる父親の顔つきになりました。

 

「写真を一緒に撮らせてもらえるか?」と頼むと

「終演後にもう一度来なさい。今は化粧前なので」と言ってお茶目な顔に。

 

更に「ステージの前と後との両方に楽屋で会うのはマネージャー以外にはいないけれどね」と。