シャンソン・コンクール雑感(3) | 加藤修滋のブログ

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シャンソン・コンクールに限ったことではないけれど
(NHKのど自慢でも同様)、熟年男性は声が良いけれどリズムのズレる人が
多いのは何故?


自分の声の良さに酔って、伴奏に耳を傾けないケースが多いという
仮説も有。


アマチュア・シャンコンの客席入場者数は、東京以外の地区大会は
人数は減少傾向にあるものの出場者数の3~5倍と多く、
教室でシャンソンを習っている人が大半。


ここで仮説、、、、、、、、、
井上審査委員長が、この数年、講評でマイクの角度を立てることでポップ・ノイズや
リップ・ノイズを軽減できると、貴重なアドバイスをしておられるので、
客席の各教室生徒が翌年応募する際、それを忠実に守っているのかも知れません!
(続けて応募される人も、勿論)
ノイズが多い人は、確実に減ってきているように感じます。


地区大会の講評で特長的なことのひとつに、ピアノ&歌のバランスの悪さが
ありますが、東京大会ではその指摘がほとんどありません。


会場のFM東京ホールは、天井が極度に高く、客席フラットでピアノの生音は
審査員の頭上を通り過ぎます。
ところが九州はホールの客席傾斜が強く、審査員の耳の位置にピアノの生音が
直撃!
加えて客席PAではなく、PA卓は扉の中でヘッド・ホンでバランスをとる為、
審査評でピアノ&歌のバランスの指摘があった年も有。


東北もかつて同様の指摘がありましたが、PAオペレーターが変わってから
是正されたとのこと、そうした講評を耳にしている同伴伴奏者が弾き方で
工夫してバランスをとるようになったので、今はそうした講評はなくなりました。


全体的には、口で息を吸う人が増えてきて、長い間に喉を痛めるのが問題。
(プロ歌手でもそういう人が増えています)