日本のアコーディオン奏者と言えば、COBAと桑山哲也の名が
挙がると思います。
仲間内では桑ちゃんと呼んでいる桑山哲也君は、1997年
松本幸枝&ジャクリーヌ・ダノによるワールド・ツアーに
エルベ・セランJ.P.メナジェを共に参加し、パリではシャンゼリゼ劇場、
ブエノスアイレスでは、カサブランカに各々初出演した日本人
アコーディオニストとなりました。
日仏シャンソン協会のコンサートや、愛・地球博グローバル・
イメージソングのCDでもオフィシャル伴奏者として活躍したので
、フランスでシャンソンのNO1アコーディオニストとして知られて
います。
事務所を移籍してからは殆ど会うことがなくなって淋しく思って
いましたが、今回のホリプロのミュージカル「エディット・ピアフ」に
彼が出演するというので、天玉州の銀河劇場へ出かけ、
楽屋見舞をして、久しぶりに会えました。更に、ピアノの岩間南平さん
にも超久しぶりでお目にかかれました。何しろ、菅原洋一さんの
伴奏が田代ユリさんから岩間さんに変わって初めてのピアノ伴奏
のみのコンサートがmss小劇場(エルムのビルの2F)であって
以来の会話をして、大変なつかしい思いでした。
岩間さんは私とジャクリーヌ・ダノの合作シャンソン「モネの庭」を
“とても良い曲”とほめて下さっていることを幾人もの歌手たちから
聞いていたので、そのお礼も申し上げることができました。
岩間さんはピアニストですが、訳詞に関しても深く考察される方で、
私の訳詞についても評価しておられるとのことですし、生徒さん
への指導でも日仏シャンソン協会メソッド(=フランス・シャンソン
芸術協会のレッスン方でもあります)同様、イントネーションを
大切にしていらっしゃるそうです。
ミュージカルそのものも楽しく、帰りは珠木美甫さんと福浦光洋さん
のシャンソン・バー「ボンボン」に立ち寄りました。
10年程前エルムに出演していただいた
中山エミさんの歌も聴けて幸せでした。そこでエルムのご常連に
お目にかかってビックリ。そう言えば銀河劇場でも昔の生徒の
久野さんや浜松シャンソン・コンクール・グランプリのアリアさんに
会って・・・世間は狭いものですね。