オーストラリア南部にあるマリーマンという地上絵。1998年に発見された。こんな地上絵があることを昨日知った。
驚くのはその大きさ・・。長さ4.2キロメートル!線の太さが35m。
1000mから1200m上空を飛ばないと、絵を見ることが出来ないという。それより低飛行だと絵は見えない。ナスカの地上絵は大きいものでも長さ180メートル位で、760mほど上空で見たから、マリーマンの方が桁違いに大きい事が分かる。
大地の中に平らな台地があって、その台地にぴったりと当てはまるようにデザインされている。地上絵というよりもはや宇宙絵の域だ。
絵としてのプロポーションが素晴らしい。
最初これを見た時、鳥の頭を持つ人間だと思った。エジプト神話にホルスという鷲の頭と人間の身体を持つ神がいたが、たしかこんな風にトキのような頭を持った神もいたな、と思って調べると・・
「トト」というかわいい名前の、トキの頭を持つ神がいた。マリーマンを見たときこれを思い浮かべていた。ヒエログリフ、暦法、科学の神らしい。
筆を持っている事が多いトト神。マリーマンの地上絵も棒のような筆のようなものを左手に持っているし、これはトトではないか・・・?
しかし、オーストラリアでは地上絵はこの様に解釈されている。
左側に顔があって、くちばしに見えたものは頭につけているものらしい。棒のようなブーメランを投げようとするアボリジニーの図と解釈された。
しかしそう解釈するのも不自然だと思う。このような帽子はアボリジニー文化に無いようだし、ブーメランも真っ直ぐな棒ではない。
誰がいつ描いたかなど全く分かっていない。近年絵がどんどん薄くなってきている事から、それ程古くない絵なのかもしれないし、もしかしたらとても古いのかもしれないし・・。
オーストラリアは、アボリジニーが絵を製作したとは考えたくないらしい。ましてやUFOやエイリアンは対象外だ。製作者の名前などもあがったが結局誰が書いたか警察も突き止めることが出来ず未だに謎のままだ。
こんなに大きな、しかも完璧なプロポーションの絵を描くことは現代の技術でも難しいし大がかりな工事になる。
もしかしたら、砂漠のミステリーサークルのように忽然と現れたのかもしれない。