しんどかった過去 | 思いのままに☆

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ありのままに。
飾らずに。
まっすぐに。

モラハラだって気付いたときは、

20年近く経ってた。

「それはモラハラだよ」と言われても、

ピンと来なかった。

自分がいけないからパパに怒られると思っていたし、

自分の努力が足りないとか、

女の人が家事や育児をするのは当たり前だと思っていたし、

何より、男の人は大変なんだよって親に教えられてきて、

女は男を女ができる支え方をしてあげないとって思ってた。

別にそれは、言われたからだけじゃなくて、

本当に感謝していたから。

けど、頑張っても、もっとできるだろと言われたときとか、

頑張っているのに、なんでこうなったんだ?とか、

自分の頑張りをなかなか認めてくれなくて、

否定ばかりされ、少しは反論するけど、

結局、自分の頑張りが足りないんだって思ったときに、

自分を責めるようになってて、苦痛だった。

 

離婚したきっかけは、私の不倫。

この人と不倫する一半年くらい前かな・・・

それくらいの時期に大きな大きな喧嘩をした。

長男が中二の時から、子供も巻き込んで、

離婚の話になったことも何度もあったけど、

あの時の喧嘩はすごかったんだ。

子供が言うことを聞かないことにパパが怒るんだけど、

Wi-Fi切断する

テレビリモコン隠す

エアコンのリモコン隠す

タブレット隠す

みんなを無視する

キレて炊飯器落とす

机をバンバン叩く

私は、そのやり方がたまらなく嫌で、たまらなく怖くて、

怯えながら年末年始過ごしてた。

子供たちは「あいつ、どうにかしてくれ!」というし、

それを話すと、「お前がそんなんだからだめなんだ!」

とキレられる。そして、そんな私に、

「お前がこの家にいるから、子供がお前に頼る。

今日出ていてくれるか?」と言われ、

一週間くらい、毎朝でていき、車の中で過ごし、

夕方や夜に帰ってた。

でも、夕方帰って、ご飯を用意したときに、

「何やってんだ!子供たちに何もするなと言っただろ!

なんで、帰ってくるんだよ!

いいって言うまで、帰ってくるな!」と言われ、

夜中、0時半ごろ、帰ってきていいよとLINEがきて、

帰った日もあった。

そんな日が続き、長男はスマホでパパとの会話を録音してた。

いつかこれを出そうって。

私がコンビニの駐車場で時間をつぶしていたら、

「これからじいちゃんとパパのところいって話する」と

長男からラインがきた。

「そうだね、じいちゃんに守ってもらおう」と話したのに、

義父は、パパと長男と三人で話をしながら、

「パパのいうことを聞かない〇〇が悪い」といった。

長男はあの日からじいちゃんが嫌いだ。

「こんな家に居たくない!もう死んでしまいたい」と言われた日、

無力さを感じた。涙がとまらなかった。

すぐに帰り、長男と戦うことにした。

わたしは録音しながら、長男と二人でパパに反論した。

長男は

「〇〇にすぐ出ていけ!って言うなよ!

お前が言うから、〇〇は状況がわからないんだよ!

〇〇は悪くないんだ!」って。

私が家に居なければ、パパはイライラが減る。

だから、子供たちの為に、車で過ごしてた。

もちろん、その間に、LINEや電話で話はした。

そんな日を続けて、夜家に帰り、朝になると、

また何を言われるんだろうって怖くて怖くて、

ドキドキしながらリビングに行き、

毎日「おはよう、ごめんなさい」と言い続けた。

リビングをあけると、目の前にパソコンがあり、

そこでパソコンをしているパパがいる。

そのパパの背中が怖くて怖くて、逃げたくなる。

「ごめんね。わたしがどうにかするから、もうやめよ」

と言っても無視。

「わたしがいけなかったから、本当にごめんね」

そんな言葉を並べていると、

「今日も出ていくよな?」とぼそって言われ、

「うん、出ていく。」

と言い急いで着替えて、逃げるように出ていく。

これ以上、否定され続けると、死んじゃうと思ったから。

子供たちの為に生きなきゃいけないから。

アザはある程度時間が経てば消えるけど、

心に負った傷は、なかなか消えない。

 

私は、心の安らげる場所が欲しかった。

そして、その人を信じてた。

けど、結局、浮気現場尾行され、その彼は、その日に、

全てブロックして、逃げた。

この人は信頼できるって本気で思ってた。

人を信じたら、いけないんだって思った。

 

パパはこんな私に、「やり直したい、俺が変わる」と

何度も何度も言ってくれた。

けど、あの日、姉二人と尾行してきたパパを、

許せない自分もいた。

モラハラが辛くて、相談したかった私に、

「親とかに言ったら、どうなるかわかってるよな?」

と言われてきたから、誰にも相談できなかった。

鬱になるまで20年近く言えなかった。

パパの言うことを守ってきたのに、

パパは姉とレンタカー借りて尾行してきた。

「私には誰にも言うなって言ってきたのに、

なんでお姉ちゃんを連れてきたの?」と言ったら、

「辛かったんだ」と言われた。

気持ちはわかるけど、分からなかった。

分からないけど、分かった。

ただ、それを肯定したら、自分がかわいそうだと思った。

ずっと耐えてきたのにって。自分を守りたかった。

 

私の両親は、モラハラの事実を知って、

それでも、子供たちの為に離婚はしない方がいいと、

「〇〇をどうにか守ってほしい」とパパに頼んだ。

パパはずっと「俺がこうしてしまったから無理です」

と言ってきたけど、私の情緒があまりにも不安定だから、

最後は「俺が〇〇のことちゃんと助けます」といった。

結局、モラハラはなくならなくて、ずっと続いた。

モラハラされていたときは、両親は私の味方だった。

それに耐えられず、不倫をした私を、捨てた。

どんなことがあっても、してはいけない。

だから、私がいけない。

ただ、心が壊れそうだった。

私は子供たちがここで生活できるように、

子供たちには不自由はさせたくないし、

離婚してくれと言ってた長男が、

もう少し耐えてくれと言われてから、耐えようと決めた。

両親には私の気持ちは分からないと思ったけど、

どんなことがあっても、娘には変わりはない!

って、綺麗事を言ってた両親は、

「離婚するなら本籍は戻さないでほしい」と、パパに言った。

わたしの本籍は、「アパート」です。

その言葉を聞いて、私は1人で生きようと決めた。

甘えん坊で泣き虫で寂しがりやの私が、

なにくそ!と思い、半ば、自棄になって決めたこと。

そして、同時に起こった次男の窃盗事件。

警察に何度か呼び出され、被害者宅への謝罪、多額の示談金、

家庭裁判所。そのあと、不登校になり、家をでたり、

暴言をはいたりしながら、今に至る。

そんな次男と向き合いながら、なんでそうなったのかを、

否定せずに聞いていく。

そうすると見えてくるんだ、次男の苦しみが。

私は、どんなことをしても、息子は息子。

いけないことはいけないと、ずっとずっと教えていく。

でも、ずっと私の息子には変わりない。

頭を柔らかく、心を柔らかく、向き合っていく。

決めつけはしない。押し付けもしない。

そこから何も生まれない。

そこから生まれるのは負の感情だから。


昨晩は、なんだか、急に色んなことを思い出した。

 

話を聞いてくれた人があまりにも優しくて、

「いつか一緒に謝りにいってあげる」と言ってくれて、

涙が止まらなかった。

自分には価値がないと思って生きてきたから、

そんなに優しくされる意味がわからない。

けど、そんな風に言ってくれる人がいることに感謝した。

言葉にならないくらい感謝で溢れた。

だって、普通言わないよ。

「一緒に謝りに行ってあげる」って。

 

私が不倫しなければ、離婚はなかったのかもしれない。

いや、離婚はあっても、もう少し耐えていたのかもしれない。

ただ、大学受験で猛勉強中の長男に、

「こんな状態なら離婚してほしい。勉強に集中できない」

と言われたことがあって、もし離婚していなかったら、

長男にとっても、しんどかったかもしれないとか考えた。

離婚するタイミングは、子供たちのことを考えてだった。

長男にとっては、いいタイミングだったのかな?

と思ったりするときもある。本当にわからないけど。

次男にとっては、最初、

「学校から帰ってきて、〇〇〇さんが居ないから

話したいのにできなくて、寂しかった。」

と言われたときに、離婚は間違っていたと思った。

けど、今次男は、だいぶ落ち着いてきて、

この距離間でも大丈夫なんだろうなと思ったりしている。

転校して落ち着いたら、

どこか出かけようとか誘ったりしたい。

行かないなら行かないでいい。

 

いつか、息子二人連れて、旅行に行きたいんだ。

だから、お金を貯めないといけない。

色んな話をしたい。

遠い将来ではなく、できれば近い将来に。

数年後に行けたらいいななんて思っているけど、

次男もすぐに進路とか考えなきゃだから、

どうなるかはわからないが・・・。

せめて、大学生の間に行けたらいいな。

 

次男がここに来たら、

パパが不満を言っていたので、その話をする。

パパの気持ちもよくわかるし、

次男のために話をしなくちゃいけないから。

パパは話をしたくないというので、私が話します。

たぶん、こんな状況がまだ続くと思うけど、

全ては次男のため。

春はきっとすぐそこまで来てるよ。

次男の冬は長かったから、春にたくさん感謝してほしい。

たぶんさ、春は短くて、あっという間に真夏になって、

ひぃーひぃーしながら、高校生活が始まるのかな?(笑)

信じてるから。あなたのこと信じてるからね。

負けんなよ。

 

自分を責めることは、これからも続いて行くんだと思う。

けど、最期は、私でよかったと思いたい。

こんな人生も悪くなかったって思いたいんだ。