ギターの発表会 | 思いのままに☆

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ありのままに。
飾らずに。
まっすぐに。

昨日は調子が悪かった。

朝、家事を全てこなし、9時過ぎから、おふとんへ入った。

なんも考えたくなかった。ギターの発表会、行けるか不安だった。

 

お昼も作れず、パパが買ってきてくれた。

サンドイッチを食べて、また寝た。

ギターの発表会、行けるかな・・・・

でも、次男はきてほしいという。

今まで行事というものは参加してきた。

だから、行きたい。行かなきゃ。

 

14時に先生から電話がかかってきた。

わたした音源もってきてくださいと。

すぐ起きて、次男に忘れ物のないように、用意させた。

またゲームをしてた。

「ゲームより、先にすること、自分で考えないとだめだよ」

といった。昨日、色々言われてたのに、心に響いてないようで、

悲しかった。でも、練習はその前にしてたようだった。

あたし、寝てたからね。

 

すぐ用意をした。

寝てたから、またヘアセットして、お化粧直して、

洋服着替えて、あっという間に行く時間。

 

着いたら、前の前の職場の人がいた。ドキドキした。

とにかく、ライブハウスにはいるのが緊張した。

でも、スイッチいれた。普通にしようって。

そして、少ししてから、職場の人に声をかけた。

鬱病になる前に一度やめてからランチして以来、

会ってなかった。数回連絡したけど、鬱病になってからは

一度も連絡しなかった。今の状況を説明した。

「もう、だから、頑張りすぎなの!」といわれた。

一緒に仕事をしたのは2年。週に3回くらいしか会ってないし、

わたしは事務兼生活支援員。そのひとは生活支援員。

交わるのは、そんなに多くなかった。

飲み会とかは一緒にしたこともなかった。

けど、信頼できる人だった。

「もういいから、無理しちゃだめ!」といってくれた。

ありがたかった。あたし、恵まれてるなー。

 

長男が塾へいっていたので、パパが途中で抜けた。

次男と二人で見始めたら、震えが始まった。

ブランケットを敷いて、隠して手をつないでもらった。

 

でもね、50過ぎの先生たちのバンドの演奏が始まった。

わたしが気になっているドラム。

そして、すごーーーーく楽しそうに演奏するベースの人。

見てるだけで嬉しくて、特にベースの人。

この人音楽がめっちゃ好きなんだなーって伝わってきて、

なんかとてもとても伝わってきて、嬉しくて、話したいと思った。

もちろん、ドラムの人とも。

 

生徒たちの発表が続いて、次男の順番がきた。

みんな何曲もしてるのに、次男は一曲(笑)

練習しなかったから。でも、先生は、色々いってくれた。

「〇〇くんは、一曲入魂だからねー!」

曲はWANIMAのOLE!!   この曲短いんだよー(笑)

先生が「この曲はあっという間に終わるんで、しっかり聴いてあげてください!

今回はお兄ちゃんが骨折しちゃって、しかもインフルにもなり、

弟もちょっと元気がなくなって、練習できなかったんだろうなー。

そんな時もあるよね、〇〇君! 」なんて笑い入れながら紹介してくれました。

緊張しながら、歌い始めた次男。ほんとあっという間だった。

あがり症なんだよね。でも、よくやった。お疲れさん。

来年は、もっとかっこいいところみせてやろうね!

 

たまたまベースの人が後ろに座った。

その隙を狙って、声掛けた。

「すごく楽しそうに弾いているのをみて、こっちまで楽しくなりました。

ありがとうございました!」って。

そしたら、「そんなことを言ってくれるなんて、こっちが嬉しいです」と。

「音楽が好きなのがすごく伝わってくるし、指使いとか、かっこよくて、

長男が今度はベースもやりたいと言っていて、

すっごく見てましたよ。わたしも、ベース、魅力感じちゃいます」

と言いました。ベースの話をたくさんして、またみたいですと伝えたら、

来月ここでやるんでよかったら来てくださいといわれました。

そしたら、違うおじさんがきて(笑)わけわからない話されて(笑)

で、また違うおじさんがきて、おじさんって失礼か(笑)

ドラムの人でした。わたしはドラムが気になっているので、

そのことを伝えました。「でも、月謝高いから、子供だけでいっぱいです」

といったら、たまにこういうところきて、会う時あれば、叩かせてあげるからおいで

と言ってくれました。優しいおじさんたちでした。50過ぎのいや、50半ばかなー。

すごく楽しそうにやっている姿には心をうたれました。

17日、ライブ行きます。おじさんたちに会いに(笑)

 

そこのライブハウスの支配人???がうちの長男と同じ中学の孫がいて、

この間一緒に、ホームステイに行きました。女の子ですが。

去年、一度あって、一年ぶりの再会。お話して、すぐ思い出してくれて。

そのひとは65歳でギターをはじめたようで、いま、74歳。

9年やっているそうです。口癖が「いつ死んじゃうか分からないから」なんて

みんなに笑いを誘って、ほんとお茶目で、まだ昨日で2回目だったけど、

また早く会いたいです。74歳。人生経験凄いと思います。

たくさん話がしたいと思いました。もちろん、50過ぎのバンドのみなさんも、

ほんと私に優しくて、ほんと嬉しかった。

行きたくないと思っていたのに、あんなに楽しく生きている姿をみて力をもらいました。

 

発表が終わり、骨折したからやらないはずだったのに、先生が、

「〇〇くんもちょっとやりなよ」なんていったら、5組くらいの生徒さんたちのご家族が

残っていただき、もちろん、50過ぎのバンドメンバーも残るところで、演奏させてもらいました。

やるつもりなかったので、アコギを借りて、長男がひいたのは、コブクロの蕾でした。

楽譜もなかったので、パッドを借りて、スライドしながら、弾き語りをしました。

涙がちょっとでました。自分で堂々と自己紹介をして、練習不足なんですけどって言いながらひいた。

楽譜ないから、周りの人がスマホで検索してくれたり、本当に優しかった。

本当に優しかった。嬉しかった。ありがたかった。

一番だけやって、先生が、もう一曲やっていいよといっても、ニコニコしながら、

「いや、だいじょうぶです。ありがとうございます」と、それでも、周りが「やっていいよー」って。

思わず、「〇〇、もう一曲聴きたい」と私が言ってしまいました。

そしたら、「わかった。じゃあ、自分が初めて弾いた曲、栄光の架橋をやります」と。

おいおい、選曲、良すぎるー。もう、涙ボロボロでした。

小学六年生の10月くらいから急にスイッチがはいった、人格が変わったうちの長男。

ロボットと言われていた小学時代。こんなに笑うんだね…と言われるくらい静かな子だった。

6年生の12月からギターを始めたいといい、最後クラスでみんなで俺のギターで、ひとつになるといった。

栄光の架橋と、小さな恋の歌。一生懸命練習して、弾けるようになった。

そして、中学一年で生徒会の副会長をした。演説もすごかったらしくて・・・。

今年は、会長になりたかったけど、親友が会長になった。でも、二人は仲良し。

とても信頼関係が築けてて、一緒に生徒会で頑張ってる。部活は副部長。

人って、こんなに変われるんだって思うくらい、変わった。小学校の担任の先生のおかげなんだけどね。

あと、もちろん、自分も努力した。だから、すごいと思う。

 

家について、長男がパパに説教をされました。

長男が悪いです。でも、パパもちょっときつかったかな。

暴れる長男をみて、わたしも震えた。でも、泣きながら、私を求めるあの子のところへいきたいけど、

パパには「行くな!」と言われ、わたしは、優しく話した。けど、反抗してきた。

それでも、落ち着いて話した。長男は、暴れた。なんか、自分見てるようで悲しかった。

長男、忙しいんだよ。塾に部活に、ギターに、英検が土曜日おわって、今度は数検が来月あって、

塾行かなくていいっていってるのに、行くっていって、勉強しにいって、

生徒会も3送会の準備で忙しくて、ほんとよくやってる。ストレスたまってると思う。

泣きながら、俺だって頑張ってるんだよ!!って。何度も言ってた。

わかってるよ。ちゃんとわかってる。ママが一番わかってる。

パパが長男の部屋の前にたち、長男が泣き喚いて、私の名前を呼ぶから、そこをくぐり、抱きしめようとした。

落ち着かせたかった。あの子、わたしが、元気ないと手を広げてくれて、抱きしめてくれた。

鬱病になってから、何度かされた。この間も。その時みたいに抱きしめてあげたかった。

パパの気持ちもわかる。いうこと聞かない。何回言っても守らない。直そうとしない。

でも、まだ子供。けど、成長しなきゃいけない。難しいね、子育てって。

けど、大好きだから、教えないといけないことがある。きつく言わないといけないこともある。

言いたくないよ。でもね、嫌いじゃないんだよ。嫌いだったら言わないからね。

 

今朝、珍しく早めに着替えて椅子に座って、目がちょっとウルウルしていた長男がいた。

隣にいって、話した。

「パパに謝ろうね。そして、その頑張った分は、ママが何かするから。

 頑張っていることはちゃんとわかってるから、もう、大丈夫だよ」って。

うなづいただけだった。

行くときに、いつも、「いってらっしゃい」といっても、無視していったり。

馬鹿にしていったりするのに、きょうはちがかった。

「〇〇、無理しなくていいんだよ。気を付けていっておいで」

また目をみて、うなづいていった。いつも知らんふりなのに(笑)

子供の悲しい目はつらいな。

 

あの子が笑顔になれることはなんだろう。

わたしができることはなんだろう。

 

 

あのとき、抱きしめてあげたかったな。