生きていることは
当たり前じゃなくて
本当に感謝しなくちゃいけないこと
なんだよね。
次女が年中さんのころ
ある病気にかかります。
「お腹がいたい!」
こんな一言から始まり。一晩じゅう
泣いている。どうしたんだろう。
心配で心配で。次の日一番で
病院へ。
「すぐに大きい病院に行ったほうがいい。」
と言われて行きました。
その場で点滴を受け、入院。
なんだか大変なことになってしまって。
そこから長い2か月の入院生活が
始まります。私も付き添いで。
私と次女、パパと長女の生活なの。
次女は普通にしているときは、
お絵描きしたり、折り紙したり
元気にしているんです。
でもひとたびお腹が痛くなると
急いで点滴。そしてずーっと
「お腹がいたい。ママさすって。」
こんな感じで、私はひたすら半日
さすっていたこともあるな。
いつになったら元気になるのかなと
思いながら。
パパと長女がお見舞いにきても
長女は小学生ということで病室に
入ることができず。
次女を車いすに乗せて、入口の
ガラス越しで二人で握手をする
姿を見て、涙があふれた。
そしてお見舞いにきてくれた時は
いつも長女と一緒にお風呂屋さんに
行って、学校の話や家でのこと
たくさん話して。
「ママ、いつ退院できるの?」
って聞かれて。その時のせつない気持ち。
今も忘れない。
次女は先生に外泊許可をもらって
家に帰るんだけど、そこでまた
お腹が痛くなって、途中で病院に
戻って。
いつになったらこの子は元気に
なるんだろう。普通に生活
できるようになるのかな。
そんな風に思っていました。
長女は、学校から帰るとおばあちゃんが
いてくれて、パパが帰ってくるまで
一緒にいてくれたんだ。
学校のことや、長女の寂しさも心配
だったな。
そして2か月経ってようやく次女
退院することができたのです。
ほんとーに嬉しかった。
また家族4人で暮らせる。
当たり前の日常に感謝でいっぱいに
なったのです。