仲道郁代さんとシューマン | ドイツ暮らしの情報

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ドイツで音楽の仕事などしてる大阪人です。

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いきなり連続更新しちゃってますがキョロキョロ


昨日は、来週のクラスコンサートに向けてのリハーサルも兼ねて弾き合い会でした。




今期から新しくシーララ先生のクラスに入った私は、すでに知り合いも何人かいるもののなんとなくビクビク…。



12人いるクラスから7人が参加していて、(演奏活動や国外在住やらであまり全員揃うことがないらしい…)

それぞれが演奏して、全員と先生からアドバイスを頂くという形でした。

皆さん演奏は真剣でも弾き終わった人はどんどん和やかなムードを作ってくれて、ちょっとホッとしました。(そりゃそうか笑)

ただ全員英語での会話になると私の中の"やばい警報"が発動しまくりました。
これからは英語鍛えよう!




それで私はシューマンのピアノ協奏曲より
第1楽章を。
急遽オケパートを引き受けてくれた台湾人のYa-Tingとともに演奏しました♬






終わってからもブラボーを言ってくれたり、思い思いのアドバイスをくれた優しい同僚さんたち。


それで、ある子の感想で、
シューマンなんだけど時々ショパンっぽかったかも、と言ってくれて。


ふむふむ。と聴いていた私。


それから帰りも私の中で咀嚼して考えていた。


そもそもショパンとシューマンは別々の人間だし、演奏スタイルがごっちゃになることがあっても好みはある訳で、シューマンの作品がショパンになることはないわけで。。←むっちゃ納得してない笑

と、その例えになんとなく引っかかりはあったけれども←意地っ張りかw


でも言いたいことはきっとそもそも別の問題のような気がして。

私が思うシューマンらしさが出せてなかったんかなと気がつきました。

で、それとはなんぞやと考えながら、先生がまとめてくれたアドバイスをメインに今日は練習してたんですが。。


シューマンといえば漠然と、"ファンタジーの中の、住人"という感じ。


このコンチェルトももともと1楽章のみのファンタジーとして作られてたものなので、ファンタジーについて考える…

ファンタジーって、人はどうゆう時に持つものなんでしょうね。
そもそもフロレスタンとオイゼビウスと先生まで作ってしまうその真意はなんでしょうね?

と疑問になり。今日は長いですね、すみません!



結局、"シューマン ファンタジー"でぐぐっても、やはりシューマンの作品、ファンタジーの音源がたくさん出てくるんかな〜と思ってなんとなく検索してみたら、



仲道郁代さんの"ファンタジー"と題したCDのインタビューが一番目に出てきたのです。



仲道郁代さんといえば昔から母の憧れで、私もたくさんのCDを聴いてきた、実力と美を兼ね備えたピアニスト!


私の中で、実は仲道さんはミュンヘン音大の学生でいらしたということもなんとなく糧になっている、←とはいえ大先輩と呼ばせて頂くには大変恐れ多い存在の、雲の上の存在なのですが。



先日も仲道郁代さんのデビュー30周年を記念した演奏会に行った母が、「あんな交響的練習曲、聴いたことないわ〜!✨」と感動しまくっているLINEをくれていた。


それで、私が実家でも練習していた交響的練習曲はまだまだなんやな〜と耳を痛くして感想を聴いたのも最近の話でした。笑


そんなそんな仲道さんのシューマンインタビュー。。気になる。


早速拝見して、それがまた素敵すぎて溜め息が出た、というところです。

ということで、ここでもシェアさせていただきます❤︎











最後のファンタジーの3楽章…鳥肌が…
なんと美しい……




答えは演奏者の中それぞれにありますし、それぞれのシューマンはいるのだと思いますが、、

仲道郁代さんの言葉からもヒントがあるのかなと思います。




それにしても素敵なお方やなぁ…えーん❤︎