元アイドルたちに見る、独立後に成功する人できない人の特徴 | アラフォー男が人生を変えるために「人気アイドル○○とデートする」ことを目標にして、自分を磨いていく日記

アラフォー男が人生を変えるために「人気アイドル○○とデートする」ことを目標にして、自分を磨いていく日記

気がつけばアラウンド40歳。もう自分が物語の主人公になって、キラキラ輝く時間なんてないんじゃないか……そう諦めかけている自分を変えるため、あえて「人気アイドルのあの子」とデートすることをめざして、自分を磨き、人生を変えるまでのストーリー

今年11月からスタートし、12月30日が千秋楽となる舞台「スマートモテリーマン講座」。

この舞台を観に、天王洲銀河劇場まで足を運んだ。

 

この舞台の脚本・演出を担当しているのが、超売れっ子の福田雄一さん。

福田さんの舞台は、今年、ほかにも「ヤングフランケンシュタイン」を鑑賞した。

 

この福田さん。熱烈なファンも多い一方で、その楽しみ方に??な人もいる評価が両極端に分かれる作家さんだ。

 

ちなみに、自分は好きな方。

例えば、この福田さんが監督・脚本を務めた「アオイホノオ」は、とても大好きなドラマの1つだ。

このドラマや「勇者ヨシヒコシリーズ」など、テレビ東京のドラマにも関わらず(失礼)、主役から脇役まで出演俳優が超豪華なのも、福田さんが監督や演出、脚本をしているからだろう。

 

この「スマートもテリーマン講座」には、乃木坂46の若月佑美さんが出演している。

 

乃木坂46の中では、生田絵梨花さんが今年の「レ・ミゼラブル」のコゼット役で出演したり、映画「あさひなぐ」で西野七瀬さんが主演したり、アイドルの枠を超え、舞台や映画で活躍している。

 

ほかにも、テレビで言えば、AKB48グループ出身の元アイドルがたくさん活躍している。

テレビドラマにCMに「見ない日はない」と言っても過言でないのが川栄李奈さん。また前田敦子さんや大島優子さん、島崎遥香さんなど、AKB48グループ出身の女優として出演しているテレビドラマも多く、みなさん卒業後も目標だった女優として、しっかり着実に活動を続けているところが素晴らしい。

 

 

 

以前、AKB48と仕事をしたことがあった。

 

ある企画で約1年、大勢のメンバーが参加しての長期企画で、その時期はしょっちゅう現場でメンバーたちと会う機会があった。

その時、外野目線で感じたことは、AKB48をはじめ、アイドルグループに所属し、その中で人気を集めるトップアイドルたちの中でも、「外の仕事でも通用するであろう」と感じる人と、その逆に感じる人がはっきりと分かれるということ。

 

そして、特にその期間、よく耳にした言葉、外野にとってすごく印象深かったフレーズが、「ガチ」と「マジ」という言葉だった。

 

AKB48の根底にあるものなのか詳しくは知らないが、現場で、撮影や収録が始まる前の時間帯、彼女たちがこのフレーズを口にするのを何度も聞いた。

けれど、そう言うメンバーのほとんどが、「ガチ」イコール「出たとこ勝負」と、勝手に解釈して間違った捉え方をしているように感じることも多かった。

 

もちろん出たとこ勝負で撮影などに臨めば、その子の素の部分が出たり、思わず面白い言葉や反応が出ることもある。

けれど、外野の目線で見ると、そのほとんどは空振りか、独りよがりか、自分たちだけの内輪受けの範疇でしかない。

 

 

 

たとえば、日立グループなどの巨大企業は、それこそ出産から墓場まで、人生のすべてのイベントに対応するグループ会社があり、一度、日立グループに所属してしまえば、日立グループの中ですべて解決できて、快適に暮らせるような仕組みになっている。

 

AKB48グループのメンバーたちはきっと、無意識にそれと同じような環境で仕事をしている感覚なのだろう……。

1年間一緒に仕事をしていてそう強く感じた。

 

いつものメイクさん、いつものカメラマン、いつものマネージャー、いつもの制作スタッフ、通いなれた環境、顔なじみしかいない仕事場…。

ちょっと外の仕事に出たとしても、大勢いるメンバー同士でまとまって行動していれば、たとえば厳しい演出家や演奏者、司会者など、そういう仲間内の外の人に対して、個々でガチで向き合う機会がないまま、いつしかそれが当たり前のようになっていく。

 

次の仕事がどんなテーマなのかわかっていても、それを自分なりに事前に調べたり、事前に何を話すかを少し考えておいたり、事前にちょっと練習しておくといった意識が希薄で、逆にそういうことをしない。

むしろ逆に、行き当たりばったりで本番に臨んだ方がいい、というくらいの感覚で仕事に臨む姿を何度も見かけた。

 

きっと今までも、もしその場で言葉や対応に詰まることがあったりしても、きっと顔見知りのスタッフたちが詰まってしまった自分の良さを何とかして引き出してくれてきたんだろう。

 

少なくないメンバーが、「ガチ」という言葉を取り違えて、出たとこ勝負に強い人になることを無意識にめざしているように感じた。

ずっと違和感のある1年間だった。

 

前田敦子さんや島崎遥香さんらとは一緒に仕事をしたことがない。

だから憶測になってしまうが、きっと彼女はAKB48に在籍していたどこかの時期に、本当の意味での「ガチ」や「マジ」に気づいたんだろう。

 

きっとその意識を演技にも向けたんだろう。

例えば、今クールのフジテレビ月9「民衆の敵」に出演していた前田敦子さんの演技を観て、勝手にそう想像した。

 

エンタテインメント業界でも、スポーツ業界でも、そこで生き抜いて、やりたい仕事を得るためには、その本当の意味での「ガチ」や「マジ」に気づき、実際に「ガチ」で取り組む、心底「マジ」になることが、絶対に不可欠だと思っている。

 

表向きが楽しそうに見えるから、才能次第とか、運次第とか見えがちだが、エンタテインメントやスポーツこそ、本気の「ガチ」で勝負して、「マジ」の自分を引き出さなければうまくいかない、ある意味、根性勝負な面があると思う。

 

今回の舞台「スマートもテリーマン講座」の若月佑美さんの演技を観て、以前のAKB48のメンバーと一緒に仕事をして、感じたことをふと思い出した。

今後の彼女たちの活躍に期待したい。