世間一般でいうお金の重要さはさておき、投資においてはお金を数字として見るのが肝要だ。
足し算、引き算、掛け算、割り算(%)…
難しい数学の知識はいらないが、義務教育で習う加減乗除を利用して、数字を増やしていく作業こそが投資と考える。
5,000,000+1,000,000=6,000,000
800,000-500,000=300,000
100,000×5%=5,000
こんなレベルで充分だ。
ちょっとだけ応用するなら複利をふまえた「べき乗」を使うが、極論は全部電卓やソフトウェアの資金シュレーターでやってしまえばいいので、特に人間の頭の中の計算力は必要ないかと思う。
こんな計算の連続で、数字を増加させていく。
これが投資といえるものだろう。
んで、こんなシンプルな計算の積み重ねなのに、多くの人が投資に失敗するのは「人間の欲」だとか「お金に対する価値観」なのだろう。これが失敗の要因になるのなら、放置プレイで数字を増やす対策を取る。具体的には積立投資とか。
早く儲けたい、損したくない、いつまでにいくら稼がねばならない、人生一発逆転してやる、億り人になってやる…などなど。
これらの人間の欲は、数字の世界ではまったく関係がない。
人間の都合で相場は動かないので、相場の都合に人間が合わせなくては数字は増えていかない。人間は相場を動かせない(機関投資家なら相場を動かす力があるが、それはさておき)。
だから人間の欲なんて、投資(特にトレード)するには一番邪魔だ。
もし裁量トレードでどうしても結果が出せないない人がいるなら、自動売買ソフトを使うといい(たぶんコツコツ型の数字を増やすやり方だが)。
人間の欲やお金の価値観を相場に持ち込むほど、愚かなことはない。