母は、愛情表現が下手な人だとずっと想っていました。
子どもの頃、一緒に母と手をつないで歩いた記憶がなくて、
寂しかったなあ、と思っていました。
でも今朝、ふと思い出したんです。
私が幼かった頃、
妹が生まれる前までかなあ。
私は夜、いつも布団に先に入って、母を待っていました。
そうしたら、必ず母がそばに来てくれて、
肩と布団の間に隙間ができて、寒くないように、
トントンと布団を優しく押さえてくれました。
そして、私が寝付くまで、
ず~っと手をにぎっていてくれたなあって。
その頃は体が弱くて
すごく甘えん坊でしたから。
そんなことを思い出していたら、
心だけでなく、
本当に手も体も、ほんわり温かくなってくる。
母の愛を、体はちゃんと覚えていた。
こんなにはっきりと
愛情を表してくれていたのに、
私が忘れていただけだった。
きっと母も忘れているだろうけれど。
こういうこと、他にもいっぱいあるんだろうなあ。
ただただありがたく、
感謝が溢れた朝でした。
あなたの体も、きっとたくさんのありがとうを覚えているはずですよ


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