呑気症に呼吸のトレーニングは効果的か？
まずは呑気症とは？
呑気症とはゲップ、お腹の張り、ガスの3点がそろった症状のことを言います。
本来は悩まされないはずの空気に悩まされる症状です。
ゲップ症状で停職や休学される方もおられるので、世間一般の知名度と比べて多くの方が悩んでおられる症状です。
呼吸法は呑気症に効果的なのか？
木もれび鍼灸院に呑気症で来院される質問で多いのが、「呼吸法」ってありますか？
というものです。
結論としては「呼吸のトレーニングは行わない方がいいよ」とお伝えしています。
呼吸のトレーニングは腹式呼吸や胸式呼吸などがありますが、実はこの2つの呼吸法は真実ではありません。
上記以外にも胸腹式呼吸、浅い呼吸、完全呼吸がありますが、これらは西洋文化圏の呼吸法です。
インドや中国、さらに武術によっては独自の呼吸法もあります。
どの呼吸法が呑気症を治すと思いますか？
正解はどの呼吸法も呑気症を治すけども、どの呼吸法もあなたの呑気症を治すことはできないです。
呑気症で悩んでおられる方は、きっかけは呼吸の仕方を間違ったことによって発症し、長期間それが続いています。
大事なことは呼吸を意識しないことから始める必要があると考えています。
意識しない呼吸法とは？
ヨガのポーズの中に「シャヴァーサナ」があります。
屍、死者のポーズを意味する言葉で、文字通り魂の抜けた状態、意識のなくなった状態を目指すポーズです。
簡単にいうと、仰向けになってひたすら自然呼吸を繰り返すというものです。
治そうとすればするほど意識が空気を飲み込む、吸い込む方向に向いてしまいます。
まず呼吸そのものを意識しないという練習をする必要があります。
鍼治療を受けた感想で呼吸に関係するもの
鍼治療を行った後に一定の人に言われるのが、呼吸が楽になったと。
鍼で無理やり呼吸に変化を起こすので勧められるやり方ではないとは思いますが、呑気症が根深くなってしまっている場合は仕方ないのかな感じています。
呼吸にしろ、鍼治療にしろ、よくなるきっかけになれば何でも利用してみましょう。
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