明らかになった耳鳴りの原因から治し方を考える①的外れの処方薬
耳鳴りは国民病
耳鳴りを感じている人の割合は100人いれば30人
およそ3割ほどの方が感じた経験があるという統計が出ています。
そのうちの2割の方が頭鳴りという頭の中で鳴っている症状を訴えられている。
100人の内6人ほどでしょうか?意外に多いですね。
耳鳴りや頭鳴りにも強弱があり、日常生活に支障が出るほどのものがあります。
大部分の耳鳴りでは検査上で異常が見つけ出せない
耳鼻科や脳神経外科、精神科などで耳鳴りの症状を訴えても、難聴やめまいなどの症状が同時に起こっていなかったり、画像検査上で全く問題がないとなると診断も耳鳴り単独になってしまいます。
耳鳴りのみの症状だと『気のせい』『一度なったら治りません』『慣れてください』と治療に来ているのに説得されるという不思議な状態になってしまいしまいます。
現代医学でもわからないことがあるのか?
たかが耳鳴りの原因が理解できないのか?
と思うかもしれません。
耳鳴りの研究は遅れている
耳鳴りに関する基礎研究は非常に遅れていて、
耳鳴りの原因すらもわかっていませんでした。
原因がわからないから、治療方法もわからないのも当然ですね。
お金(助成金)の出ない基礎研究は後回しにされるというのが日本の現状です。
耳鳴りの薬があるじゃないか・・・
病院で出されたお薬を飲んでいる。
精神安定剤を出してもらってしのいでいる・・・
とおっしゃる方もおられるでしょう。
耳鳴りのお薬で病院で処方されるお薬は、
主にステロイドによる炎症を鎮める作用。
血行を良くするためのお薬。
神経の炎症を抑えるビタミン剤。
などです。
これらの処方されるお薬は、
耳鳴りの原因へは全く作用しないために、
薬を飲んでいるのに良くならない。と悩んでいる方がたくさんおられます。
耳鼻科で処方されるお薬が効かないために、
その時点で睡眠障害や不安感が出てくるために精神科を受診されます。
そこではデパスやマイスリーなどのベンゾジアゼピン系のお薬が処方されることが多くあります。
ここまでが、耳鳴りで悩んでおられる方の治療の流れとなっているのが一般的です。
まれに漢方薬を処方される方もおられますね。
耳鳴りの改善率がよくない原因
上記の処方薬を飲んだとしても耳鳴りの改善率はあまりよくありません。
耳鳴り=耳の病と考えていると治すことは難しくなります。
耳鳴りを理解するには、耳単独の病変ではなく耳から脳への聴覚の伝達の経路のどこかで問題が起こっていると考えなければいけません。
では耳鳴りの状態はどこに問題が起こっているのか?
それに関して、2019年3月にある論文が発表されており、
問題が明らかにされました。
その論文を考察すると耳鳴り治療の今迄の認識が間違っていたことが、
よくわかる内容となっています。
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