坐骨神経痛⑦もう痛みに自分の人生を振り回されない

前回のブログ

痛みは怒りである、という書籍があります。
私自身も影響を受けた良書です。

痛みと精神状態の結びつきを解説した本であり、従来の痛み治療に一石を投じましたし、現在でも多くの痛みで苦しんでおられる方や施術者に影響を与え続けています。

痛みは全て怒りが原因なのか？
これは残念ながら違います。

ただ一つ腰痛から開放される重要なポイントが有ります。
それは痛みの原因を考えることと改善は別である。

痛みで苦しんでいる人は四六時中痛みから開放されたいという思考に支配されていることでしょう。
そして痛みの原因はなんだろうかとネットサーフィンすることでしょう。

ほとんどの場合真実にたどり着くことはできないでしょう。
もちろん書籍を買って勉強することは否定しません。

それよりもなぜ痛みが起こるのか？
痛みから開放される手段をきちんと提案してくれる施術者に出会うこと。
しつこい腰痛をコントロールできるようにきちんと説明してくれる人。
との出会いが大切だと思います。

痛みの原因は多岐にわたります。
これだけすれば良くなる。このストレッチは効果がある。この食べ物を食べよう。
などといった一面的なアプローチは残念ながら意味がありません。

施術者は痛みで来院される方のお話を聞く際に症状発生の【矛盾点】を探します。
例えば脊柱菅狭窄症であれば脊柱菅狭窄症の典型的な症状とは別のものを訴えているのか？ほかの疾患が影響を与えていないのか？精神状態との影響は？気圧や気候による変化はあるのか？
【矛盾点】に該当するような『疾患』があれば要注意だな・・・
足し算ではなく引き算する→この腰痛には、この疾患と考えるのではなく。腰痛が起こりうる全ての疾患をあらかじめ想定して症状発生条件から想定した疾患を除外していく。

腰痛の原因を考えることは無理です。
あまりにも腰痛の原因の候補が多すぎるので、絞ることが不可能です。

痛みからの脱却には多面的なアプローチと継続的に痛みをコントロールする方法を指導してくれる施術者が必要です。

もし腰痛に自分の人生を振り回されているのならば、当院にご相談ください。