明らかになった耳鳴りの原因から治し方を考える⑦耳周辺のツボ
前回のブログ
明らかになった耳鳴りの原因から治し方を考える⑥最適なツボに適切な刺激が必要
耳鳴り症状で中国で使用されるツボ
耳鳴りに使うツボをご紹介します。
耳鳴りに対する鍼灸治療の方法は中国、日本においても流派や担当鍼灸師によるものが大きく、国際的に基準となる方法がありません。
中国では耳鳴りや難聴などに成果を上げている手法である醒脳開竅法が現在最も有名だと思います。
醒脳開竅法は中医鍼灸の代表的な医師である石学敏氏によって創始され、現在天津中医薬大学で積極的に行われている鍼灸手法です。
木もれび鍼灸院@komorebizhenjiu石学敏氏による鍼灸術 「醒脳開竅法」や「手法量学」を発明 脳梗塞への治療法である「中風単元」を確立する https://t.co/AeTTTqoLe3
2022年02月01日 17:11
刺激量が強く痛みを伴うため日本人には合わないと考えられているため、あまりわが国では普及していません。
ただ醒脳開竅法で使用するツボは耳鳴りの鍼灸治療の参考になると考えております。
①耳門穴・聴宮穴・聴会穴
耳介の前にあるツボで縦3列に並んでいます。
顎関節周辺の血流や筋緊張を緩める作用も期待できます。
②暈聴区
メニエールや耳鳴りを引き起こす内耳のリンパ障害に作用するとされているツボです。
③恩聾穴
瘈脈穴の並びにあるツボで耳周辺の血流改善に用いられる。
今回は中国の耳鳴りによく使用するツボをご紹介しました。
次回は脳の抑制系神経活動の弱りに伴う耳鳴りに使用するツボをご紹介します。
木もれび鍼灸院公式LINEでは定期的に東洋医学から身体の秘密を解き明かすコラムを発信しています!ぜひ登録してみてください!
YOUTUBEではセルフケアについて配信中!
■石橋阪大前駅徒歩3分の鍼灸専門院■